リスクマネジメント研修～想像力を活かして想定外に対処する（半日間）

失敗から学び、起こり得るリスクを想像する多面的な視点を養う

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対象者

管理職層
部長・経営層

・管理職・現場リーダーの方
・自組織の仕事のやり方や雰囲気に漠然とした危機感を覚えている方
・起り得る事故やトラブルを事前に洗い出し、整理する力を身につけたい方

よくあるお悩み・ニーズ

最近小さな事故が目立つようになってきていると感じる
事例から教訓を学び、リスクの顕在化を回避したい
自部門で起こり得る事故やトラブルを事前に掌握し、対策を練っておきたい

研修内容・特徴outline・feature

本研修では、管理職に不可欠な、いかなる状況においても自律的に判断し行動するためのあらゆる可能性を想定する想像力を強化し、想定外をゼロに近づける方法を学びます。過去に起こった事故事例から教訓を学ぶとともに、想像力を阻害する要因を踏み込んで考えます。自組織に起こり得るリスクを洗い出し、リスク相関図を作成するワークを通じて、職場での実践につなげます。

研修のゴールgoal

①実際に起こった事故事例から「自分が管理者だったら」と発想し、とるべき対策を考える
②リスクマネジメントにおける管理職の役割を理解できる
③「想像力を阻害する要因」を自組織に当てはめ、冷静に振り返ることができる
④自組織のリスクを多面的な視点から洗い出し、整理できる

研修プログラム例program

半日間
	内容	手法
	１．ビジネスにおいてなぜ想像力が必要なのか【ケーススタディ】ある商業施設の回転ドア事故を未然に防ぐためにはどのような対策がとれたのかをビル管理会社の管理職である立場で考える	ワーク
	２．管理職に求められる想像力とは（１）ビジネスにおける想像力とは　①目的（目標）達成のため　②組織を評価する判断基準の変化に対応するため（２）管理職に求められる危機管理の視点　①管理職に求められる役割　②想定外の対応には想像力が必要　③失敗は貴重な学習の機会（３）想像力を阻害する要因　①当事者意識の欠如　②ルールやマニュアルへの固執　③希望的観測という誘惑　④セクショナリズムという壁　⑤多面的な視点の不足	講義
	３．想像力を活かして想定外に対処する（１）６つの視点からのアプローチ【ワーク】６つの視点から自組織が抱えるリスクを洗い出す（２）過去の経験から想像力を働かせる　～ハインリッヒの法則（３）リスクの優先順位　～リスク相関図【ワーク】リスクを「顕在化の可能性」と「影響の大きさ」の指標で整理し、リスク相関図を作成する	講義ワーク
	４．総合演習各ケースについて事故を未然に防ぐにはどのような対策がとれたかを管理者の立場で考える【ケース①】空港で一時預かりしたペットボトルが破裂【ケース②】打ち上げ花火の準備中に、誤って点火	ワーク
	５．まとめ【ワーク】研修内容を振り返り、明日から実践することを考える	ワーク

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カスタマイズ事例～ケーススタディCASE STUDY

本研修のカスタイマイズ事例として、作成したケーススタディを業界別にご紹介します。

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開発者コメントcomment

近年、地震や大雨による洪水や土砂崩れが増えています。川の上流で過去に開発事業が行われており、崩れた斜面には開発のために山の谷間に土を盛ってできた一帯が含まれていた、というニュースは記憶に新しいところです。昨今の異常気象を鑑みると、自然災害の発生の可能性は、過去の延長線上で考えると、判断を誤る可能性が多くあります。新しい基準とデータ、そして何より最初に「想像力」を働かせる必要があるのです。「想定外を最小化すること」が強い組織を実現するための重要な要素であるとの気づきを得て、本研修を企画いたしました。皆さまのリスクマネジメントのお手伝いができれば幸いです。