インタビューで聞く成功した人の「リアル」ノウハウ

 

インタビューで聞く成功した人の「リアル」ノウハウ

「企画書づくり」

「企画書づくり」


■企画に必要な要素~「収益性」「社会正義」「ちょっとした嬉しいこと」

企画をつくるときのポイントですが、3つのポイントがそろうと「成功する」企画になります。

最初は、「収益性があるか」、儲かるかということです。当たり前ですが、結局数字としての利益が出ないと、その企画は成り立たないのです。コストをかけるだけではなく、さらに利益を生むような方法に変えていくのがプロの仕事です。

2つ目が「社会正義に反しないこと」、つまり社会の改善に役立つことです。世の中がよくなっていくものでなければ、売れないということです。

収益性がなくて社会性だけだと、「~であるべき」という「べき論」になってしまいますし、企業は当然として、税金を使う自治体であっても少し無理がある場合が多いです。

実は、社会性と収益性があっても、まだ成功する企画にはなりません。もう一つ必要なものは、「Something New」です。

「そんな手があったのか」という、ちょっとしたひらめきです。

たとえば、私が企画した"コンビニバンキング"の実例ですと、「コンビニでお金をおろせたら、ちょっと嬉しいかも」という所からはじまっています。

それから、ソースネクストの1980円のパソコンソフトのように、1/5とか1/10の値段ではみんなが買うというものです。

「そうくるか」という、ちょっとした面白さがあると、企画は実現しやすくなります。

この「社会正義」「収益性」「「ちょっとした嬉しいSomething New」の3つが完璧に揃うと、非常に具体化しやすいので、私が企画やアイデアを計るときには、この3つの尺度で計っています。

ひねりすぎて、一歩以上先に行ってしまうと、一般の人はわからない。「何事も半歩ぐらい先ぐらいがよい」とよく言いますが、本当にそうだなと思います。

たとえばSHOP99がありますが、100円ショップが24時間営業ならいいなという、ささいな部分がビジネスになっています。

※弊社の企画力研修でも、すごくひねったものでない、ちょっとした嬉しい「Something New」を考えていただきます。


■企画書づくりに必要なポイント
~「ボリューム」、「コスト」、「費用対効果」、「リスク」、「スケジュール」

次に、企画書を構成するためのポイントですが、これも弊社の「企画力研修」でお話します。詳細については実際に研修を受けていただきたいと思いますが、要点をお話しすると・・・

まず企画書は、100ページもある分厚いものがいいのかというと、実は全然違います。
いい企画書は、ボリュームが少ないのです。

企画書を本当に通したいと思うと、企業の中では決裁をもらわなければいけませんし、お客さまには売っていかなければいけない。ということは、たくさん文字が書いてあっても意味がないのです。 

もちろん、自分のノートには、たくさんビッシリ詳細が書いてあっても構いませんが、企画書も含め、人に見せるものは、たとえばB4判やA4判1枚くらいの、簡潔にわかりやすく書いたものが最適です。

これを書くことは、やはりテクニックがあるので、それを演習で行います。

インソースの研修では、具体的にB4判の紙1枚に書いていただくかたちで、順々に演習していきます。 

さらに、いまの時代に特に重要な、「コスト」や「費用対効果」、「リスク」、「スケジュール」についてもよく考えていただきます。

企画を思いつくのはすごく楽しいことです。

しかし、どれだけお金がかかって、どれだけリターンがあるのかまた、リスクがどれだけあるのかなどもしっかり考慮してください。良いアイデアは、リスクが少なくて、コストにあう費用対効果があるものです。 

また、もう一つ難しいのが「スケジュール」です。いつ、どうやって完成させていくか。これもしっかりと企画書に明示して下さい。

政府の人などでなければ、100年後の企画を立ててもしょうがないですね。私たちが仕事でやるからには、100年がかりの大きな企画はそうそうないので、具体化できて、なおかつ急ぎすぎず、遅れずというスケジュールを立てることが重要です。

※弊社の企画力研修では、標準のタイプで、2日間の研修において、座学の講義が半日~1日、企画書をつくる実習を1日~1.5日かけて行ないます。

もちろん、研修で作っていただく企画書は、御社で実際に実現していただくことを想定してのものです。
 
また、お作り頂いた企画書は"お土産"としてお持ち帰り頂き、早速明日から業務の改善にお役立ていただきます。


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※インソースの「企画力研修
 
(1)『企画』の3つのプロセスを理解  
(2)「発想」を得るステップを実践 
(3)"成果物"が残る研修~実際に企画書をつくる~

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