新人が直面する理想と現実のギャップ

ピックアップ

新人が直面する理想と現実のギャップ

三分間研修学配布用資料のアイコン

「入社半年の壁」にどう立ち向かうか

この春に入社した新人たちも、そろそろ社会人歴半年を迎えます。この時期になると、先輩たちに助けてもらう機会が減り始め、ひとりで難題に立ち向かう場面も徐々に増えてきます。「自分はもっとできるはず」と思っていたのに、実は何も分かっていなかったと、力不足を思い知らされることも多いことでしょう。

誰もが通過する入社半年後の"現実という壁"にどう立ち向かうか。ここをクリアできないと、最悪の場合、離職という選択にも至りかねません。そこで大切なのは、適切なタイミングでの"関与"です。

今どきの新人たちはナイーブ?

最近の新人たちは、先輩や上司に気を使い過ぎるきらいがあります。「忙しそうなので話しかけづらい」「こんな質問したら呆れられる」と気を揉み、小さな指摘で自分の評価が大きく下がったと捉え落ち込んでしまうこともあります。彼ら彼女らのモチベーションが下がりきらないうちに、タイムリーに関与することが大事なのです。

ただ、それが普段仕事の指示を受けている先輩や上司からだと、どうしても相手を身構えさせてしまうもの。 そこで、最近多くの組織で導入が試みられているのが「メンター制度」です。

メンターには、普段、直属の先輩とは別の人が就くことが一般的であり、新人たちにとっては本音で相談を持ちかけやすいメリットがあります。新人たちにとっては、今の自分の状況を誰かに知ってもらえる、というだけでもありがたいことに違いありません。

新人の育成支援は組織ぐるみで

この時期に新人を集めて、「新人フォローアップ研修」を実施するところも少なくありません。この半年の自己の成長を振り返るとともに、仕事に役立つスキルの習得や、今後の目標設定を行うようなプログラムが一般的です。

人手不足の時代、せっかく採った新人たちが、理想と現実のギャップに悩むのを放置することは、人材喪失のリスクをはらみます。新人のケアを現場に任せきりにせず、定期面談の制度化や、研修企画を通じて育成部門も積極的に関わり、"組織ぐるみ"で育てることが、これまで以上に求められていると言えます。

ピックアップ

おすすめ研修のご紹介

バックナンバー

三分間研修学一覧へ

各種コラム

人材育成関連

  • 人材育成ノウハウ ins-pedia
  • 人事・労務に関する重要語辞典 人事・労務キーワード集
  • 人気のメルマガをWEBでもお届け Insouce Letter
  • インソースアーカイブス
  • 全力Q&A インソースの事業・サービスについてとことん丁寧にご説明します
  • インソース 時代に挑む
  • 全力ケーススタディ 研修テーマ別の各業界・職種向けケース一覧
  • 新入社員研修を成功させる10のポイント
  • 研修受講体験記 研修見聞録
  • 人事担当者30のお悩み

仕事のスキルアップ

  • 上司が唸る書き方シリーズ ビジネス文書作成のポイントと文例集
  • はたらコラム はたらく人への面白記事まとめました
  • クレーム対応の勘所
  • 人事のお役立ちニュース

銀子シリーズ

  • 七十代社員の人生録 銀子の一筆
  • シルバー就業日記 銀子とマチ子
  • 人気研修で川柳 銀子の一句

開催中の無料セミナー

  • WEBins
  • モンシャン