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座学だけじゃない!新人に必要な「具体的なスキル研修」
新入社員研修=詰め込み型の座学研修?
ひと昔前までの新入社員研修といえば、座学を中心に行われることがほとんどでした。学生から社会人になるうえでの意識変容や、社会人としてのマナーの習得、あるいは自社の経営理念についての理解を深めるなど、社会人の基礎に焦点を当てて行われることが一般的でした。
しかし昨今、このような座学中心の「詰め込み型研修」だけでは、うまくいかないと考える企業も増えてきているようです。これは、研修ではなく現場での「OJT」の変化が大きく影響しています。
時代とともに変化するOJTの実態
今までであれば、研修で学んだ知識を、職場で上司や先輩に横で「見守られながら」定着させていくことができました。言われたことができない場合や間違った時には、すぐそばで指摘を受け、丁寧に教えてもらうことができました。しかし、労働力不足で一人一人の生産性向上が求められる現在、そのような恵まれた環境で業務を習得できる会社は減ってきています。
上司や先輩は自分に課せられた目標やノルマをこなすだけでいっぱいで新人の育成まで手が回っていません。たとえ育成担当者がいたとしても、新人の教育に専念できるわけでなければ、その状況は変わりません。言い過ぎかもしれませんが新入社員にも、中途社員なみの「即戦力」としての動きが求められつつあると言えるのかもしれません。
即戦力として「配属前」に具体的なスキルを習得させる
つまり、配属先で教わることが前提であったスキルを、配属前の研修段階で習得させておくことが急務となっています。 例えば営業職であれば、「提案書の書き方」「プレゼンテーション」「新規開拓の方法」といった具体的なスキルです。そしてそのためには、これまでと同じ社会人の基礎を学ぶ研修だけでは足りません。
実は近年、新入社員側の要望としても、仕事上必要なスキルやコツを現場に出る前に教わり、即戦力として活躍したいという意見が増えています。そして、そのような早期キャリア形成を支援してくれる会社を志望する傾向にあります。これまで実施していた座学研修に加え、実践の場に必要なスキルをふまえた具体的な「スキル研修」を、企業側として計画していく必要があります。職種に応じて必須となるスキルの洗い出しと研修計画を、ぜひ早めの時期からご検討ください。
おすすめ研修のご紹介
▼【公開講座】(新人向け)プレゼンテーション研修 ~相手に伝わる話し方を学ぶ
言いたいことを整理し、論理立てをし、相手にとって分かりやすく、納得してもらうための話し方を身につけます。自分の話し方をビデオ撮影し、それを他者や講師と振り返ることで客観的に学べます。プレゼンテーションの演習にあたり、受講者様の自社の会社概要パンフレットやホームページなどをご使用いただけます。現場ですぐに使える会社案内やプレゼンテーションスキルの向上のために、ぜひご利用ください。
▼【公開講座】(新入社員・新社会人向け)ロジカルシンキング研修~情報を整理し、結論を導く
新人に求められる「指示を頭の中で整理し、自分なりの結論や意見をまとめ、上司や関係者にわかりやすく伝える」というアウトプットをゴールとした研修です。ロジカルシンキングのフレームワークを使い、現場で実際に起こり得るケースを事例に「いつ・どのように考えるべきなのか」を理解していただきます。研修を受講した翌日から、新人・若手がスムーズに行動できる考え方を鍛えることができます。