2018年1月22日
人材派遣の実稼動者数の前年同期比が3期連続ですべての地域で100%を上回ったことが、日本人材派遣協会の労働者派遣事業統計調査で分かった。北海道、北関東・甲信、北陸、東海、近畿の5地域では110%を超えて高い水準となっている。
2017年7~9月期の派遣社員の実稼動者数(月平均)は前年同期比108.1%の34万3857人で、17四半期連続で前年同期を上回った。
派遣社員の実稼動者数の前年同月比を地域別に見ると、北海道(110.3%)、東北(103.1%)、南関東(107.0%)、北関東・甲信(110.1%)、北陸(112.1%)、東海(110.6%)、近畿(111.0%)、中国(106.6%)、四国(106.4%)、九州(109.2%)となり、すべての地域で前年同期と比べ増加した。
業務別に見ると、情報処理システム開発(132.8%)、機器操作(103.5%)、財務(94.6%)、貿易(105.0%)、一般事務(102.6%)、営業(115.5%)、販売(96.4%)、製造(115.9%)、軽作業(97.0%)だった。
紹介予定派遣の実稼働者数(月平均)は前年同期比91.0%の5455人で、9四半期連続の減少となった。
短期派遣(30日以内)労働者数(月平均)は前年同期比132.3%の11万5668人で、調査開始以来初めて四半期の平均が10万人を超えた。
調査は、労働者派遣事業を行う全国の521事業所を対象に実施した。
配信元:日本人材ニュース
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