クラウドビジネスで私たちの働き方はどう変わる?
2020.03.24
- ビジネス
人口の減少や高齢化から労働力の確保が難しくなる昨今。働き方改革の一つとして、クラウドの導入が注目を浴びています。クラウドを導入することで得られるメリットや私たちの働き方の変化、またクラウドを利用した新しいビジネスについてご紹介します。
クラウドビジネスとは?
「クラウドビジネス」とは、クラウドを利用したサービスを提供しているビジネスのことです。インターネットさえあれば、自宅、会社、外出先、色々なところから同じサービスを利用できます。
たとえば代表的な無料サービスが、Google カレンダー。パソコンからでもスマホからでも、登録したスケジュールはIDとパスワードで管理され、どこからでもアクセスできます。有料のサービスであれば、グループウェアのチャットワークもクラウドサービスの一つです。
非常に身近なサービスなので、「クラウドがよくわからない」という方も、知らず知らずのうちに利用していたのではないでしょうか。今回は、クラウドによって変わる、私たちの働き方についてご紹介します。
クラウドビジネスの進化
クラウドの進化と言っても、実は技術的な進化はさほどありません。今までデータサーバーで管理していたものを、インターネット上のサーバーに移し替えただけと言っても過言ではないでしょう。
大きく変わったのは、その運用の仕方です。サーバーをインターネット上に置くことで、いつでもどこからでも情報を得られるようになっています。このクラウドの運用が、私たちの働き方に変化をもたらしているのです。
働き方の変化
昨今「働き方改革」が話題となっています。在宅勤務やノマドワークといった言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。
働き方改革を推し進めるための解決策のひとつとして、クラウドが注目されているのです。働く場所や時間にとらわれないクラウドは、柔軟で生産性の高い労働力の確保に一役買っています。
クラウドを利用することで在宅での勤務を可能にしたり、長時間労働や通勤ラッシュなどの問題を解消したりと、働き方を大きく変えることができるようになりました。今後はオフィスへの通勤を必要としない働き手が増えていくかもしれません。
クラウドビジネスの評価
クラウド関連ビジネスは年々成長を続けており、その重要性は世界中で高く評価されているといえるでしょう。クラウドを導入する企業が増えていくなか、コストから品質へと意識が変化してきています。
これまでクラウドというと、システム導入にかかる時間やその費用の削減など、コスト面への関心が高い傾向にありました。しかし、急増するサイバー攻撃などの問題から、セキュリティー対策に強いNTTコミュニケーションズ、日本IBMなどのサービスが高い評価を得ています。
今後のビジネスモデルの変化
クラウドの導入が急速に発展した背景には、スマホやタブレットなどの端末の普及と、インフラの整備があります。
たとえば、2017年秋から始まるタクシー配車システム「smartaxi」。これまでのようにタクシー専用無線の基地局を必要としません。タブレットやパソコンを用意するだけで、クラウド型配車システムで情報を一括管理し、配車にかかる時間などを短縮することが可能です。
今後、このようなクラウド技術を活かしたビジネスはどんどん増えていくと考えられます。
クラウドが叶える私たちの新しい働き方
人口の減少や高齢化で働き手の人数が減っていることで、労働力の確保はどんどん難しくなっています。結婚・出産・介護などの生活環境の変化から仕事を辞めなくてはならなくなってしまうケースもあるでしょう。
しかし、今回ご紹介したようなクラウドの普及により、私たちの働き方はどんどん変わってきています。働き盛りの世代はもちろん、主婦やシニア世代にも活躍の場を与えてくれるクラウドサービス。柔軟な労働力を確保するために、クラウドはこれからも進化を続けていくでしょう。これからの新しいサービスにも期待したいですね。
配信元:日本人材ニュース
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