管理職として、組織力を最大限に活用し成果を出すための「課題解決のフレームワーク」を身につけることを目指す研修です。
「課題解決のフレームワーク」とは以下の通りです。(参考:安藤 弘一、『ランニングシャツを着ている田中部長はなぜ仕事ができないのか』、株式会社ビジネス社、2006年)
(1)問題発見プロセス:
会社の「現状」(実績)を分析し、 「目標」を実現するために、必要なもの、欠けているもの(「ギャップ」)を発見します。 その際には、「何がどのように足りないのか」を現実の事例に即して問題を具体化させます。さらに、問題が発生する原因や、 その背景にあるさらに根深い問題などを掘り起こし、問題を深化させ、原因を究明する必要があります。
(2)意思決定プロセス:
(1)で考えた問題を解決する案を複数想定し、その中からメリット・デメリットを考慮して、 最もふさわしい解決策を選択します。問題を究明したあとに、その問題を解決するための方法やそれに必要なもの(「解決策」)を複数想定します。 そして、それらの解決策を実行した際に生まれるリスクやリターン、メリットやデメリットを考慮して(「期待効果」)、 最もふさわしい解決策を選択します。その選択の際には、「スピード」「利益」「社会への貢献度」「会社の方向性」など何を基準としたのかも明確にする必要があります。
(3)実施プロセス:
(2)で選択した解決策を実行するために、「Plan」「Do」「Check」「Action」の「PDCAサイクル」を何度も行いながら、確実に目標を達成させます。 具体的には、行動計画を立て(Plan)、様々なことを実行していきますが(Do)、その中で行動が当初の目的と乖離してきた場合には、その原因を分析して(Check)、しかるべき軌道修正を行った上で(Action)、 改めて全体の計画をもう一度見直し(Plan)、そのプランを実行していきます(Do)。
管理職として組織力を最大限に活用し、成果を出すための「課題解決のフレームワーク」を習得する