■マンネリ化がリスクにつながる
リスクマネジメントというと、組織にとって欠かせない課題の一つではないでしょうか。
予測を立てながら防止策を練ったり、対応する体制(規則や組織など)を検討したりと日々、忙しくされていると思います。
また、いざトラブルが起きたときには、組織一丸となって対応に当たる必要もあるでしょう。
私が職場で実践していることは以下の3つとなります。
まずは、ヒヤリハットのミーティングです。夕礼でヒヤリとした場面やハッとしたことを話し合い、それをもとに将来のリスクの原因を予測し、予防するものです。
次にダブルチェック体制の励行。やはり人は完全ではありませんので、一人よりも二人、場合によっては三人がかりでのチェックが有効となります。
3つめは仕組みの強化です。ヒヤリハットやダブルチェックと連動するのですが、ミスしやすいところやトラブルになりやすいことはある程度決まっていますので、気づいたことは即マニュアルに落としたり、チェック項目に加えたりと仕組み化しています。
ただ、現場で一番感じることはマンネリ化が一番リスクにつながるということです。
■マンネリ化の打破は上司のチェック~タイムリーな介入がリスクを減らします
マンネリ化を回避する方法は若干の手間はかかりますが、結構単純ではないかと考えております。
私も業務を進める中で、つい「まあ、これくらいでいいか」と気が抜けそうなときがあるのですが、面白いのは、そういったときにかぎって、「あれはどうなった?これはどうしている?」などと上司からチェックが入ることです。
どこかで見ているのではないかと思うくらいのタイミングです。
「その時は(もちろんほんのちょっとですが)うるさいなー、面倒だなー」と感じることも事実ですが、気を取り直すことで、トラブルが回避できています。
逆に自分の部下にも「○○の件はどんな状況?」などと確認をすることで、部下の悩みが解決できたり、滞っていた業務がスムーズに進んだりとよい結果につながります。
民間企業の場合、上司からの目に加えて、お客様の目を意識することが求められます。官公庁の方も、住民からの目というより厳しい目にさらされていますが、どうしてもことが起こった際に厳しくなるということも否めません。
そこで、上司の方は、ぜひこまめに部下の方に一言入れてみてください。この気にかけられている感、見られている感が部下の気を引き締め、必ずリスクの防止につながります。
【リスクマネジメント研修ラインナップ】
~自治体向けリスクマネジメント基本編(1日間)
リスクマネジメントを知識やスキルの観点と意識(公務員倫理)の観点から学べる内容となっております。管理職の方はもとより、一般の方にも受講いただけます。
~リスクを評価して判断する編(1日間)
リスクの判断をするための軸を確立する研修となります。さらには管理職として組織に判断軸を浸透させるための方法についても学んでいただきます。管理職の方にお勧めの研修となります。
~リーダーシップとリスクマネジメント編(1日間)
リスクマネジメントにおけるリーダーシップの発揮の仕方を学んで頂きます。優先順位のつけ方やリスクに対する感覚の醸成など、組織一丸となってのリスクマネジメントを強化できる内容となっております。
*・゜゚・*:.。.:*・゚・*:.。.:*・゜゚・*:.。.:* *・゜゚・*:.。.:*・゚・*:.。.:*・゜゚・*
その他、お客様のご要望に応じて必要なカリキュラムを作成させて頂きます。
是非、お気軽にお問い合わせ・ご相談下さいませ。
電 話:03-5259-0070
FAX:03-5259-0075