●人材育成に向き・不向きはありません!
先日、新入職員の方へ「フォローアップ研修」を行いました。
(カリキュラムはこちら)
受講者から、半年間で経験した色々な成功・失敗談を聞くのが
毎年楽しみなこの研修。中には「周りはいつも忙しそうで、声を
かけ難い」「分からないことがあっても、怖くて先輩に聞けない」
など、不安を抱える方もいらっしゃいました。また、研修中に明るく
ハキハキと返答ができる人とそうでない人・・・もいらっしゃいます。
これらの差は、もしかするとOJTの差かもしれません。
確かに、内容を説明しながらの業務は時間がかかりますし、
「なぜそうなったのか」という経緯や目的まで説明するには、
教える側の知識・経験が問われます。「きちんと教えられるか
自身がない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、長年現場にいると、「○○さんに任せたら安心」と評判の
上司や先輩に出会います。教える内容は同じはずなのに、
何が違うのか? 新人に聞くと、決まって出てくるのが「優しい
(易しい)」、「きちんと注意してくれる」などの感想です。
「なんだ、性格か・・・」と思った皆さま、諦めてはいけません!
人材育成に、向き・不向きはないのです。
●担当者の心構え
上司や先輩は、特別なことはしていません。先ほどの新人の
感想を、分析してみましょう。
◇優しい(易しい)
・・・新人への心配りができる、聞きやすい雰囲気を作れる、
わかるまで説明してくれる
◇きちんと注意してくれる
・・・感情的にではなく、冷静に間違いを指摘してくれる。
どうやら、人柄や性格ではなく、新人と向き合う姿勢が大切の
ようです。「限られた時間の中で、効率よくスムーズに」と、あれも
これも一方的に説明して、残りの時間は自分の仕事に没頭・・・。
自分が一生懸命なほど、飲み込みの遅い新人にイライラ・・・。
誰にでも心当たりがあると思います。私たちはつい、「どうすれば
早く、わかりやすく伝わるか」に気をとられがちですが、まずは、
相手がどんな人なのかを知ることが大切です。髪型など、
ちょっとした変化にも気づいてあげること。「ちゃんと見ているよ」
と、伝えてあげると、相手は安心します。担当者として、しっかりと
腰を据えて向き合うことが大切です。
【OJT研修ラインナップ】
「1」OJT指導者研修 ~事前視聴動画と実践ワークで学ぶ(半日間)
OJTリーダーとしての役割を認識し、実際の進め方を演習を通じて
理解していただきます。OJT担当者としての基本が詰まって
おりますので、初めてご担当なさる方に最適な内容となっております。
「2」OJT研修~演習徹底型(2日間)
OJT担当者として必要なスキルを、項目ごとに徹底的に身に
つける研修となります。また、ケーススタディにより、職場で起こり
がちな問題について検討することで、実際の問題への対応力を磨きます。
「3」OJT制度構築研修~新人が育つ仕組みを作る編(2日間)
OJTの本質を理解し、担当者としての役割認識を醸成します。
指導中のリスクについても検討し、計画的なOJTの実施を可能
とするプログラムとなっております。
◆【参考】行政向け部下・後輩育成能力向上研修ラインナップ
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方