年末に近づいてきて、そろそろ"就活熱"もリアルになってきたのではないでしょうか。去年の今頃は、学校主催の就活セミナーに顔を出しているくらいで、長期インターンをやり終えた達成感から、「年明けから頑張ればいいんだ~」と、のんびりモードになっていました。
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■"名物講座"と言われる所以
私の大学では、就職斡旋するセミナーや、講座が多くあり、ある意味心強くもありました。毎日のように放課後行われる、就活対策セミナー。全12回ほどに及ぶセミナーの集大成として、毎年年明けの1月末に、「面接対策セミナー」というものがあります。
大学のOB・OGで、現在大企業で活躍している方たちが、2日間、朝9時から夜7時まで、講師となって10人1クラスの学生に模擬面接を行い、指導してくれるというものです。
この講座はとても人気があって、募集人数300人に対して、少なくとも1000人以上の応募が殺到する、名物講座。しかも、先着順に300人ということで、年末にある申し込み日には、朝5時から長蛇の列ができる!と、他校の学生からも知られる講座なのです。
私も、こういう機会を利用して面接を体験しておこうと、申し込み用紙をもらいに、就職部に行きました。
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申し込み用紙の他に渡された用紙が、なんと・・・3枚。エントリーシート、履歴書、自己分析シート。。。
「受付当日までに記入して、コピーしたものを持参してください。」
受付まで、あと1週間。こんなに書くのか!?と驚きながら、エントリーシートをにらんでみる。もちろん、今まで履歴書もエントリーシートも書いたことがありません。自己分析?どうやってやればいいのか、わからん。どーしよー。
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■決戦の日!なのに・・・
先輩に、「朝早くから並ばないと、絶対に申し込みできない」と脅され、前日は早く寝なきゃと思いつつも、どうしても空欄が埋まらず、苦戦。気がついたら寝ていたのです・・・
寒気で飛び起きて、時計を見たら「AM5時00分」。オ~マイガ~!!!スッピンのまま家を飛び出しました。なんて緊張感のない人間なんだろう(涙)しかも、手にした用紙には、まだ空欄がいくつか残っています。
学校到着、AM5時40分。駅から学校に向かって走るたくさんの学生。「きっとおまえたちも寝坊したんだな~」と、変な余裕をかましながら、自分も負けじと、全力疾走で受付会場に向かいました。
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■リグレット先に立たず
すでに、会場の外には、長~く伸びる長蛇の列。最後尾に駆け込み、自分の前に300人いないことを祈りつつ、並んでいる時間を使って、用紙に残った空欄と格闘しました。
文章構成も、起承転結もあったものではありません。字にも心の焦りがにじみ出ているし、何が言いたいのかわからない。この用紙は、セミナー前に担当講師の方が、添削をしてくださるもの。こんな出来の悪いものでは、あきれられてしまうな。。もっと早く自己分析をしておけばよかった。。土壇場で私の頭に浮かんだ言葉↓
「リグレット先に立たず」(ルー大柴風)
AM8時00分。受付が開始しました。300人に入れるかドキドキしながら、少しずつ前進。なんとか整理券を勝ち取り、受付会場の中へ。(よかった~)
席に着き、セミナー内容の詳細が説明され、いよいよ用紙提出。周囲の人の持っている用紙をチラっと見てみると・・・みんなびっしりと、きれいな字で書いてあります。「きっと文章構成も、内容も、私の即席エントリーシートよりもはるかに優れているんだ」そう思って落ち込みました。
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■一人反省会
申し込みを終えた帰り道、一人反省会をしました。そして、決定的な反省点に気づきました。「申し込むこと」を目的のように思っていたことです。
なんとかして300人に入りたい、申し込みたい、という思いが強くなりすぎて、肝心の「面接」のことは頭の片隅に追いやられていたのです。いつの間にか、エントリーシートや自己分析を、申し込みのためだけの厄介なもの、と思っていました。これらが全て「面接」につながっていることも忘れて。
目の前のことに精一杯になると、その先にある大切なことを忘れてしまいがちです。しかし、今回の面接対策セミナー申し込み事件(!)もそうですが、その先には"続き"があることを、決して忘れてはいけないと思います。面接の先には、内定。社会人としての生活、結婚、出産など、オーバーなようですが、人生はずっと先まで続いています。
就職活動をしていると、岐路に立たされる時、決断の時がたくさん訪れます。そういう場面は、これから社会に出てもっと増えることでしょう。しかし、どんな時にも「先を見る目」を持つことが大切です。
リグレットは先に立ちません!(笑)悔いのない就職活動を送ってくださいね!
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次回は、その面接対策セミナーの中身をご紹介します。配信の都合上、次に北村が登場するのは年明け1月の上旬予定です!これから面接を受けるにあたって参考になる内容ですので、どうぞ、お楽しみに~♪
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方