前回は、「面接対策セミナー」のオリエンテーションで出鼻をくじかれた、衝撃的な幕開けをお送りしました。今回は、そのセミナーで出会った、恐怖の女講師についてです!涙なしでは語れない・・・どうぞ、ご覧ください。
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■講師登場!
部屋に入ると、ちょいワルな男性講師1名と、入社2年目の、初々しいOBの方が1名、そして・・・とても怖そうな、女性講師が1名。
講師の自己紹介が始まりました。ちょいワルは、話がスマートで、後輩から頼られる上司という感じ。フレッシュOBは、自分の仕事に誇りをもち、日々突き進んでる感じ。そして・・・口では誰にも負けません!といった感じの女性講師。やっぱり気になるのは、最後のお方。。
みなさん大企業で活躍なさっている先輩方で、話し方や立ち振る舞いもステキ!尊敬の眼差しで見ていました。
わたしのクラスは上記の講師3名と、学生が10名。講師が面接官役になって、2日間で、集団面接、個人面接、グループディスカッションの練習をしていきます。
もうその頃には、体育会との一幕はどこへやら。私はまだ面接というものを経験していなかったので、不安と緊張で顔がひきつっていました。周囲の学生も、初対面の人ばかりということもあり、少し硬くなっていました。
これから2日間、どうなってしまうのだろう・・・。
学生たちも各自自己紹介をし、なんとなく打ち解けたところでさっそく集団面接の練習へと入っていきました。
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■自己PR~1分間で自分を簡潔にアピールなんてできない!
「それではまず、一人1分間の自己PRをしてください。」
へ?1分間?私の魅力は1分では語り尽せないぞ~と、ふざけたことを考えている間に1番目の男の子が話し始めました。魔法がかかったように、スラスラと彼の口から滑り出るPR文。決して暗記してきたものでなく、自分の言葉でちゃんと話せている。ほー。なかなかやるなぁ(汗)
そして、私。「元気と笑顔とやる気で、一生懸命頑張ります!」まるで居酒屋チェーンのポスターにある様な、どこにでもある文句。正直、自己PRはノープランでした。一応家で考えたのですが、1分間に何を盛り込めばいいのかわからない。アピールポイントや自分の長所をどうやれば自分らしく、簡潔に相手に伝えられるのか、わからなかったのです。
この時本当の本当に、やばい!と思いました。実は、セミナーの2週間後に、第一志望の集団面接を控えていたのです。この機会になんとかしなければ・・・
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■はじめに自己分析ありき!
実際、スラスラと話せた人は2人くらいで、ほとんどの人は、私と同じく、自己PRをうまくできずにいました。すると、ちょいワル講師が「徹底的に自己分析したのかい?自己PRは、わずか1分間だけれど、面接官は、その1分で、あなた達に興味を持つかどうかに分かれる。最初の1分が肝心なんだよ。」と言いました。
なるほど。これが例のファーストインプレッションってやつか。そして、1分間の自己PRは、自己分析ありきなのだ、ということを今更ながら理解しました。
夏に自己分析についてこのメルマガでも書いたのですが、自己分析をちゃんとやらないと、面接の限られた時間の中では、伝えたいことの半分も言えないまま終わってしまいます。こんなはずじゃなかったのに・・・という手ごたえのない面接になってしまうのです。(※2007/8/22配信「去年の今ごろの私(9)~How to 自己分析?~」をもう一度参照してみてください!)
自己分析をやらずして、この大事な大事な最初の1分間PRはない!と、このときの自分に言ってあげたいな~(笑)
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■北村の目にも涙
この日のメインは集団面接だったのですが、午後一人1回だけ個人面接の練習をしました。一人ずつドアをノックして入ってくるところからです。12人の目が一斉に自分に注がれる中、自己PR、学生時代に特に頑張ったこと、志望動機を述べます。
もともと話すのは好きだし、少し自信があったので、面接は大丈夫だろうと高をくくっていましたが、普段話すことと、面接は全くの別物でした。相手に自分の考えや、自分はどんな人間なのかということを理解してもらい、気に入ってもらわなければなりません。
とにかく笑顔だけは絶やさずに、ハキハキと話しました。
初めての面接は、20点。言いたいことの10%も言えませんでした。でも、私の雰囲気だけは何とか伝わったような気がします。
その時です。
「なんかさぁ~」
(キター。あの女講師です。)
「北村さんって、元気があって笑顔もいいんだけど、どこか冷たい印象を覚えるんだよね~、話も重いし。」
・・・なんですと?
私はいつも周囲の人に「北村さんって、明るくておもしろいよね~」「いつも笑顔で楽しそうだよね~」と言われてきました。しかし、生まれてこのかた「冷たい印象がする」と言われたことは1度もありませんでした。それに、「話が重い」ってどういうことなのでしょう?
なんだか自分の存在価値を否定されたようで、すごく悲しい気持ちになりました。で、気付いたら泣いていました。
誰が驚いたって、私です。(笑)面接セミナーは厳しくて泣かされる、と噂で聞いて、そんなのありえな~い、と笑っていたこの私が!
でも、その恐怖の女講師曰く、
「別に、あなたをいじめているわけじゃないのよ。話がまとまり過ぎていて、面接官がつっこむ"間"がないの。面接は、面接官との"会話"なのだから、もっと知りたい!もっと聞きたい!と思わせるくらいでいいのよ。」
じゃぁ最初からそう言ってください(涙)と思いましたが、実は、そこには恐怖の女講師の愛のムチと、思いもよらない面接上級テクニックのヒントがありました。
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ついに恐怖の女講師が登場!しょっぱなから、泣いてしまった北村・・・。その厳しい言葉の裏側にあったものは一体・・・・・!!?
次回は「女講師の本音!面接対策セミナー3」をお送りします!乞うご期待~♪
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方