┏──────────営業職への疑問──────────┓
営業に配属になりました。実際に配属されるまでは、営業の仕事について、「お客さんに商品の説明をして買ってもらう」というイメージしかありませんでした。でも周りの先輩を見ていると、延々テレアポをしたり、飛び込みをしたり、書類を作ったりしており、思ったより仕事が多いみたいです。そもそも営業の仕事とは、どのようなものなのでしょうか?(新人営業担当者)
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【舟橋ならこう考える!】
■営業の仕事は一度やったらやめられない!
「営業」の仕事をやっていると話すと、「大変だね、大丈夫?」と心配された方も多いのではないでしょうか。
営業の仕事に対するイメージは、
・アポイントの電話や、飛び込み営業など、ノルマがあってプレッシャーばかり
・お客様に頻繁に断られ、精神的に暗くなる
・・・などが一般的なものではないでしょうか?
しかし、私が20代半ばのころ、ある東京出身の理系の友人で大阪で営業をやっている彼がこんなことを言ってました。
友人「仕事がキツイよ!なんで毎日、営業先のうるさい社長に頭を下げて、怒られて、何やってんだろって思う」
私「じゃ、営業から異動させてもらえばいいじゃん」
友人「俺、営業ヤメロって言われたら、会社辞める」
私「大変なんでしょ?!?!」
彼の非論理的な話は私の脳裏に深く焼きついています。「頭も人柄もいい理系の彼が、言葉も違う大阪で苦しい思いをしているのになんで楽しいの?」
当時の私は、技術者として銀行で働いていたため、彼の言っていることの意味がよくわかりませんでしたが、今ではその気持ちがよくわかります。
キツイこともありますが、「営業は楽しい」のです。「会社を背負ってお客さまと相対する使命感」「組織の自分に対する期待」「明快な評価」「自由」、この味をしめたら、営業の仕事はやめられません。
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■営業の仕事は極めて幅広い
そもそも営業担当者はどのような仕事や役割を担っているのでしょうか。考えてみましょう。
(1)ニーズを探す:
自分の売っている商品・サービス(以下商品)に対して、買いたいと考えているお客様を探してくる役割
(2)購入を決断させる:
商品について説明し、購入を決断させる役割
(3)販売条件の決定:
取引や販売条件(価格、納品日、支払い条件等)をお客様と自社内と調整しながら決める役割
(4)販売条件の徹底:
自社内とお客様と両方に約束した内容を守らせる役割
(5)納品する:商品を期日までに確実に納品する(させる)役割
(6)代金を回収する:販売代金を確実に回収してくる役割
(7)アフターフォロー:
購入後の顧客サービスとして、製品の使用方法などをサポートし、問題があれば、すぐに解決に動く役割。また、使用状況の調査をして、製品やサービス開発にフィードバックする役割
(8)お取引の維持:
一回だけの取引ではなく、継続した取引活動を維持していく役割。顧客の新たなニーズを拾い集めて、開発部門などにフィードバックしていく役割
・・・など、営業の仕事は極めて多岐にわたっています。
一般的には、(1)ニーズを探して、(2)購入を決断させて、(3)販売条件を決めることが営業の仕事と思われがちですが、実は、もっともっと広い範囲の仕事をすることが求められます。
たとえば、「そもそも商品開発がやりたかったのに、営業部門に回されて残念だ」と思っている方も、問題ありません。営業の仕事は企業のあらゆる部門の仕事を少しずつやっているようなものです。
まずは上記(1)~(3)の仕事を確実にこなせるようになり、その上で仕事の幅を広げていきましょう。
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【営業成功のヒント】
まずは、ニーズを探して購入を決断させる基本的なことからスタートし、経験を積みながら幅広い仕事をこなせるようになろう
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「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方