就職活動における面接スキルを磨くための就職活動経験者らの声から生まれた『就職面接・小虎の巻』面接の悩みを、HOW TO、経験談、質問形式など、インソース社員の経験からピックアップしたものを、さまざまな形でお届けいたします!
まず第1回目は、「自己アピールの前に ~社会人としての大前提」をお送りいたします。
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就職活動ときいてまず思い浮かぶのは、面接でしょうか?それとも自己分析?企業研究?
考え付くものは人によって違うと思いますが、私が就職活動中に、面接でもっともよくされた質問は次のようなものでした。
「君、体力に自信ある?」
幸か不幸か、私はとても痩せっぽっち。自分でもこの体格はコンプレックスだったのですが、まさか就職活動中に、複数の面接官から、同じ質問をされるとは思っていませんでした。
そう言われた時は必ず、「大丈夫です!」と元気よく答えるようにしていたものの、疑わしそうな顔をされることが多々あり、正直むっとしたものでした。
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当時は「大丈夫?」「うちの仕事耐えられる?」と訊かれる度に内心、「またその質問?」と思っていたのですが、今になってみると、面接官の気持ちがよくわかります。
会社という組織の中で働く上でもっとも大切なのは、「当たり前のことを当たり前に」「継続して」できることだからです。
会社で皆に認められる人とは、「この人になら任せられる」と信頼されている人です。「任せられる」とは、「きちんと」「最後まで」「責任をもって」仕事をできるか否かを指します。どんなに才能があっても、途中で倒れてしまう人に、仕事を完成させることはできません。
先日も上司から、「いつでも使える鉛筆が、会社ではもっとも重宝される」という言葉を聞きました。
「鉛筆」ときくと、就職活動中の皆さんは、正直やる気をなくしてしまうでしょう。しかし「鉛筆」になれない人間は「ボールペン」にも「万年筆」にもましてや「パソコン」にもなれません。
就職活動中というのは、これから育てていくべき原石を掘り出す作業でもあります。磨かれるには、それに耐えられる強度が必要です。ピカピカ光っているけれど壊れやすいガラスよりも、今はゴツゴツしていても、磨けばガラスよりも光る可能性をもったいびつな石の方が選ばれても不思議はないでしょう。
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ちなみに就職活動後半、「体力ある?」に対抗した私の秘策は、
(1)まず自信満々に「私体力自信あります」と答え、
(2)次にこれまでの「体力自慢」をし、
(3)ついでに「根性自慢」とに話をもっていく
というベタなものでした。
ですがこれが意外と面接官には好評で、とくにお父さんくらいの年代の方には、「君、意外と逞しくていいねえ」と言われることもありました。
見た目とのギャップがそのような言葉を引き出した、とも言えるかもしれませんが、一見弱点を突くような質問に対し、論理的で具体的な回答ができたことが評価されたのだと思います。
このように、面接では「試されている」時ほど、堂々と切り返すことが重要です。まさに「災い転じて福となす」ですね。
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もちろん、面接での応答を切り抜けるだけでなく、実生活での体調管理も万全にしておきましょう。体調が良いと自然と気持ちも前向きになりますし、やはりそういった雰囲気・自己管理のでき不出来は面接官に伝わります。
社会人になったら、熱があろうが、具合が悪かろうが、自分の仕事を全うすることが求められます。それができない人には大きな仕事は任せられません。厳しいけれどもそれが現実です。
就職活動真っ最中、面接ラッシュで体力的にキツイと感じている人も、就職活動は社会の入り口だと思って、体調管理をしながら乗り切ってください。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方