前回、採用担当者は就職活動、つまり“内定を取る”という仕事を通して、皆さんの努力、基礎力、創意工夫を入社後の仕事ぶりに重ねあわせて見ています。と書きました。
今回は仕事、いえ、就職活動の事前準備についてお送りいたします。
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■その企業の研究を最低2時間はやること
面接に関して、企業のみなさんのお話を聞いていると、“事前の情報収集のレベルが極端に浅い方々が多い”というお声をよく聞きます。
前述の心で泣いて、怒ってという点はこのあたりに関係します。全ての応募者にとって、自社が第一志望であることはありえません。そのことを採用担当者はよく理解しています。
しかし、その反面、採用担当者はお互いの時間と労力を使って説明会や、面接という機会をせっかく持つのだから、よりよい時間を過ごそうと大変に準備をしています。ですから、応募者側にその「準備」ができていないことに対しては非常に残念な気持ちになります。
最低でも、インターネットのHPに掲載されている情報は十分に読み込んでおきましょう。
ベストは就職活動以前から、日本経済新聞、日経産業新聞、日経流通新聞、その他業界誌などをよく読んで、業界自体、あるいは、業界の中のその企業の特色、業界での順位等について知識を得ておくことです。機会があればしてみたい質問を用意しておくとよいでしょう。
もし時間と心に余裕があれば、その企業のビルまで実際に行ってみる、商品を使ってみる、電話をして問合せをしてみるなど、直接コンタクトをとってみましょう。自分でその企業のサービスを使ったことがあれば非常にインパクトの強い面接での話ができ
ます。
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■面接での話法
(1)企業の「サービス・製品」に関してどの様な印象を受けたかを伝える
「世の中の役に立つ」「商品は良いのに接客が不十分だと思った」「好感が持てた」など
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(2)なぜ、そのように思ったかの根拠を付け加える
「実は、御社の説明会に参加するにあたり、気合を入れて量販店で御社製品を手にしました。その際にとても商品に魅力を感じて、購入したいなと思いました。しかし、私には少し、単価が高く、社会人になってから・・・と思いました。ライバル会社商品は若干お安く、競争も厳しいと思いました。シェアを取るためには、価格設定も難しい条件だと思いました。」
前述はあくまでも例ですが、“あなた自身”の意見や感じたことがあるのは非常によいことです。
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■「自分の言葉で」を心がける
とってつけたような、あらかじめ暗記したせりふを言うのはやめましょう。準備は必要ですが、暗記は不要です。採用担当者があなた自身に関心を持つためには、あなた自身の言葉が必要です。お試しください。
■話す際のポイント
(1)一文が長くならないこと
(2)結論が先、理由が後になること。
(3)つなげて話して練習してみる
特に、どうしても入りたい会社なら、こういう事前準備は苦にならないですよね?
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方