株式会社インソースの新卒採用担当の川端です。
今回から4回ほど、採用側の視点でメルマガを書かせていただきます。インソースは設立7期目で新卒採用を開始して4年、2010年入社では5年目を迎えます。
今回は私自身が、初めて企業(組織)側の視点で「採用」を意識したときのことを皆さんにお伝えしたいと思います。
私自身はバブル絶頂期、平成元年に都市銀行へ就職し、社会人になりました。入行して支店に配属になり、少し経った頃、新卒採用担当の役付者のかたと偶然、お話しをする機会がありました。
その節はお世話になりました、とあいさつしつつ、「採用は大変ですよね」と話しかけると、その方は、まず最初に“「採用担当として、何はなくても、計画どおりの人数を採用すること」が大変だね” おっしゃっていました。
バブル期、金融は人気があったにもかかわらず、私が就職した銀行は本店が関西のため、関東圏では、都市銀行でありながら、他行に比べて
知名度が今ひとつ。加えて、女性行員の制服のセンスがはっきり言って今ひとつどころではなく、「人数確保」が大変だったらしいのです。
そして次に「できるだけ魅力があって、能力も高くて、入社直後に即戦力になりそうな、かつ、組織の将来を担う“伸びしろ”のある人材を採用すること」が自分に課せられた役割だから、プレッシャーがあるよ”とおっしゃいました。
私の銀行員時代、人事部はいわゆるエリートという人が配属されるところという認知を受けていました。社内の花形部署で、精力的に仕事をしている人でも、(私たちを)採用するということに「そんなにプレッシャーがあるんだ」と感じました。
併せて、直接、この人に採用してもらったというよりも、やはり、この人にその役割を課す、企業(組織)に採用されたのだ、という気持ちを強くしました。
それまで私は「自分」しか視野になく、「会社(組織)」というものがわかっていなかったのだと思います。自分の成長は組織の方針に基づいて行われた、採用というプロジェクトの成果、ということは、「発見」に等しいものがありました。
メルマガをご覧の皆様、自分自身が誰かの仕事の成果、と客観視したことがありますか?
その企業(組織)の、その採用担当者の、それぞれの視点で是非、“考えて”みることをオススメします。
「採用担当者はどんな点を重視して、採用活動を展開している、 と思われるのか」
「なぜ、こんなにいい人が採用担当者 なのか」
「なぜ、こんなに何度も面接をするのか」
「なぜ、ワンチャンスしかないのか」 などなど
一つひとつの回答は、実はその組織の考え方に裏打ちされたものです。よく考えれば、一度の面接や説明会でたくさんのことがわかるのでそのセンサーを是非働かせてください。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方