■一般常識とはいかなるものか
私が人材育成の仕事に関わるようになって受けることが増えた質問の中に「就職に有利なことを勉強したいのですが、どんなことですか?」というものがあります。
私の回答は「一般常識」を身に付ける、です。
目上の方のとの話しの仕方(敬語)、歴史(組織のエラい方はみんな歴史好き)、世事全般、地理(意外に大切)、もっと簡単なところでは郵便と宅配の料金の違い、や宛名の書き方・・・・・などなど
自分の好きなことだけも詳しくても、実は、世間のいろいろな人との会話が成り立ちません。まぁ、新入社員ということであれば、「わからないので教えてください」といえば、周囲の先輩は教えてはくれます。しかし「英会話はできても、**はできないのね(知らないのね)・・・。」と心ひそかに思っているでしょう。
私が過去、経験した中での一例では、郵便がらみが多いです。
★速達
いわゆる普通の(A4ペーパーの3つ折が入るくらいの)封筒(定型郵便)は通常80円 で、速達は270円 という表記をよく見かけます。(25gまで)しかし、ここで大きな落とし穴が!
つい270円切手を貼って投函しがちですが、80円+270円で350円分の切手が必要です。また、封筒に赤い線を表示して、「赤字」で速達と記すことが必須です。
★定型と定形外
A4ペーパーを折らずに入れることができる封筒は定型外郵便になりますから80円ではありません。重さによりますが、25gまでは120円です。
つまり、25g以下の郵便は折ったら80円で、折らなかったら120円。40円の違いがある!!!このあたりの一般常識を元にしたコスト意識発揮できるところです。
こういった知識は「就職活動」が目の前にぶら下がってから、身に付けるということは難しいものです。
日常生活の全てにその好奇心をもつことがスタートです。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方