就職面接で人がやらない『10のポイント』

 

就職面接で人がやらない『10のポイント』

会社の選び方(1)

会社の選び方(1)

皆さんはどんなふうに企業を選んでいますか?

 説明会に行く、エントリーシートを送るなど、どんな基準で選択しているのでしょうか?なんとなくテレビでCMを見たことがある企業、有名な企業という観点で選んでいませんか。

 選択肢として、それもあり、です。しかし、多様な業界(あるいは企業)の説明会、インターンに参加することができるこのチャンスに一般常識を 磨くという勉強もしましょう。

■古くからある大企業

 鉄鋼、商社、金融などなど、日本の中のいわゆる歴史のある大企業は「旧財閥系」という名称でグループを形成しています。これらの中に、子会社・関連会社がたくさん存在します。

 金融再編で都市銀行は近年、合併していますから現在は統合されているとみなされています。また、経営破たんしたために同業他社に買われ、復調した経緯がある企業もあります。

 それぞれの企業の歴史(≒社風)という点で、歴史は揺るがせにはできないポイントなのです。自分が今、気になっている企業は元々・・・・という点に興味と関心を持ってください。

 また、直接、一般消費者のなじみのある企業もありますし、BtoB(企業対企業)の取引しか行っていない企業もあります。学生は後者について、知る機会が少ないのでここは就職活動ならではの調査が必要です。

■企業の業績、学生からの人気ランキングの推移

 ちなみに私が就職した平成元年、1989年はバブル絶頂期でした。新入社員でも最初のボーナスが証券会社では100万円を超えると噂されていました。当 然、人気ランキングでも特に金融系は上位を占めていました。しかし、バブルがはじけて、一気にランクダウン。その後、業界が安定を取り戻すと同時にわずか ずつ順位を上げでいきました。

 一般的に、業績好調であれば、採用枠も増えて就職しやすいとなると人気も上がる傾向にあります。簡単にいうと、永遠に好調であり続ける企業はないので す。発想を変えれば、今、人気企業でなくても将来、成長する可能性がある企業もあります。あるいは景気の波に強く、一定の採用人数を長く変えずに、組織内 の年齢構成を理想的に保ったままの企業もあります。

 無謀な賭けをする必要はありませんが、みんながよいと言うから「良い」という考え方は捨てて欲しいと思います。

■もし、企業を選ぶのに困ったら?

 鉄則は自分と同年代の人にだけ相談するのはやめることです。年代の異なる方に相談すること。アルバイト先の社員さん、店長さん。ビジネス経験の長い人が 望ましいです。もっとも身近なのはお父様かもしれません。「うるさいから。」と決め付けず、参考意見として受け止めるくらいの器量を持ちましょう。

 (つづく)


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