■早く動けば勝算あり!休んでいては置いてけぼりに
前回は秋採用に向けて、「ちゃんと就活を振り返り、課題を整理する」ことがとても大切だということを説明させていただきました。
ちゃんと振り返る、と言ってもいつまでも一人で考えていたのでは就活は前には進みません。凄く当たり前の話ですが、二つ目のポイントに挙げたいのは、「早く動こう」ということです。
夏というのは夏休みでもあるために「少しぐらい気分転換でもするか」「スーツを着るには暑過ぎるし・・・」などと理由をつけて休んでしまいがちになります。中には「焦っても仕方ないし、自分のペースでいこう」と考えている人もいます。
しかし、これは採用担当者から言わせると「甘い」の一言です。
ライバルの中にも積極的に動いている人は沢山います。特に前回のメルマガでも説明した通り、「最近、活動を始めたばかり」のライバルは殊の外多いのです。厳しいようですが、マイペースな自分を待ってはくれないのが社会であり、就職活動をするということはそんな社会に自分も入っていくということであることなのです。
■企業側の夏・秋採用への意識とは
企業側も、夏・秋採用を長く続けたいと考えてはいません。
・コストがかかる
・人手がかかる(早く来年の採用がしたい)
といった理由から、採用活動を中・長期的に行い続けることは好ましくなく、なんとかして早めに終わらせたいと思うものです。
具体的には、従来であれば「もっと当社にあった人が来るかもしれない」と感じ内定出しを保留していたのが、夏・秋採用では、基準を満たしていれば他に良い人材が見つかる可能性があっても早々に内定を出して採用活動を終了しようとする会社は少なくありません。
■どのように「早く動くか」
さて、早く動こう、とは言いましたがただ闇雲に動けばいいわけではありません。大切なのは「早く準備をすること」と「早く体を動かすこと」の二点です。
ここでいう「準備する」というのは、
・どの業界をまわり、自分をどのようにアピールするかを計画すること
・アピールする準備をすること
の二点に集約されます。
正しく計画をたてるためには、これまでの就職活動の振り返り、課題を整理することが重要になりますが、中でも「どの業界を志望するか?」を決めることは極めて重要です。
「こんな業界で働きたい」
「こんな仕事をしてみたい」
という自分視点からではなく、
「この業界であれば具体的にこんなことで自分は役立てそうだ」
「自分の強みを活かせば会社に対してでこんな貢献ができそうだ」
という会社視点から考え、より貢献できる・より役に立つことができそうな業界を絞込み、行動する。この絞込みが適切に行えていれば面接で自分をどのようにアピールするべきか?も自然と固まってくるものです。
☆次回は上記の「アピールする準備の仕方」についてご説明します。
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周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方