■どんな質問を『良い質問』というんだろう?
インソースの会社説明会は、社長への質疑応答のコーナーを設けています。
私が後ろで聞いていますと、時々「良い質問だね~」と褒めてもらえる質問があります。「どんな質問を『良い質問』というんだろう?」と思いますよね。
そこで、皆さんの代わりに私が社長に質問してみましたよ!
「どんな質問を『良い質問』というんですか?」
■「何を聞きたいのか、わからない質問」
まず社長は「良くない質問」を答えてくれました。良くない質問とは、「何を聞きたいのか、わからない質問」。たぶんこれだけでは、意味がよくわからないと思いますが、例えば・・・
×「企業ビジョンは何ですか?」
この質問、よくあります。
社長は「HPにも書いてあるけどね、」といいながら、下の記事と大体同じことを説明しています。
(ここにあります→ https://www.insource.co.jp/gaiyo/vision.html)
■良い質問とは・・・
それでは、「良い質問」といわれたのはどんなものでしょうか?
○「私は英語を使って仕事をしたいと思っているのですが、インソースでは今後、英語を使った仕事をする予定はありますでしょうか?」
違い、わかりますか?
この質問に対しては、社長は簡単にいうとこんなことを答えていました。
「充分あります。海外でも研修を承りたいと考えています。実際今も、英語版のテキストもあります。でも海外進出は今すぐではないかもしれません。まずは北関東の支社を作りたいと思っているんです。
・・・(中略)・・・
当社のビジネスモデルでは、充分海外の研修を承ることもできますので可能性はありますよ。ぜひ当社に来てほしいですね。」
■その質問を聞いて自分はどうしたいんだっけ?
もちろん、会社説明会なので社長の生の声として、企業ビジョンを聞きたいという気持ちもありますよね。ただ、そこをちょっと立ち止まって、自分の気持ちと向き合ってみましょう。聞き方が違うかもしれません。
「企業ビジョンを聞いて自分はどうしたいんだっけ?」
例えば・・・
△「企業ビジョンとして、御社のHPには、『組織内部のスキル・ノウハウを顕在化すること』と書いてあります。これは具体的にいうと、どのようなことなのでしょうか?」
いい感じです。でもここで止まってはいけません。
○「私は、お客様に喜んでもらえる仕事がしたいので、企業ビジョンとして、『お客様に喜んでもらえる』という内容を含んでいる会社がいいなと思っています。御社の『組織内部のスキル・ノウハウを顕在化すること』というのは具体的には、どのようにお客様に喜んでもらえることになるのでしょうか?」
このくらいお話しいただけたら、聞かれたほうも話しやすいです。
皆さんの中には、「そうすると1つ質問するのに時間がかかってしまう」や「皆の前で質問するのに、自分だけにしか関わらないことを聞いたら悪い気がする」という方もいると思います。ですが、それはあまり気にする必要はあり
ません。後者の質問の仕方の方が、明らかに有意義な時間になるからです。
おそらくこれは、面接でも、先輩の話でも言えることだと思います。ぜひ、これからの就職活動で意識してみてください!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方