良い質問・イマイチな質問
良い質問・イマイチな質問―
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どんな質問を『良い質問』というんだろう?
インソースの会社説明会は、社長への質疑応答のコーナーを設けています。
私が後ろで聞いていますと、時々「良い質問だね~」と褒めてもらえる質問があります。「どんな質問を『良い質問』というんだろう?」と思いますよね。
そこで、皆さんの代わりに私が社長に質問してみましたよ!
「どんな質問を『良い質問』というんですか?」
「何を聞きたいのか、わからない質問」
まず社長は「良くない質問」を答えてくれました。良くない質問とは、「何を聞きたいのか、わからない質問」。たぶんこれだけでは、意味がよくわからないと思いますが、例えば・・・
×「企業ビジョンは何ですか?」
この質問、よくあります。
社長は「HPにも書いてあるけどね、」といいながら、下の記事と大体同じことを説明しています。 (ここにあります)
良い質問とは・・・
それでは、「良い質問」といわれたのはどんなものでしょうか?
○「私は英語を使って仕事をしたいと思っているのですが、インソースでは今後、英語を使った仕事をする予定はありますでしょうか?」
違い、わかりますか?
この質問に対しては、社長は簡単にいうとこんなことを答えていました。 「充分あります。海外でも研修を承りたいと考えています。実際今も、英語版のテキストもあります。でも海外進出は今すぐではないかもしれません。まずは北関東の支社を作りたいと思っているんです。
・・・(中略)・・・
当社のビジネスモデルでは、充分海外の研修を承ることもできますので可能性はありますよ。ぜひ当社に来てほしいですね。」
その質問を聞いて自分はどうしたいんだっけ?
もちろん、会社説明会なので社長の生の声として、企業ビジョンを聞きたいという気持ちもありますよね。ただ、そこをちょっと立ち止まって、自分の気持ちと向き合ってみましょう。聞き方が違うかもしれません。
「企業ビジョンを聞いて自分はどうしたいんだっけ?」
例えば・・・
△「企業ビジョンとして、御社のHPには、『組織内部のスキル・ノウハウを顕在化すること』と書いてあります。これは具体的にいうと、どのようなことなのでしょうか?」
いい感じです。でもここで止まってはいけません。
このくらいお話しいただけたら、聞かれたほうも話しやすいです。
皆さんの中には、「そうすると1つ質問するのに時間がかかってしまう」や「皆の前で質問するのに、自分だけにしか関わらないことを聞いたら悪い気がする」という方もいると思います。ですが、それはあまり気にする必要はありません。後者の質問の仕方の方が、明らかに有意義な時間になるからです。
おそらくこれは、面接でも、先輩の話でも言えることだと思います。ぜひ、これからの就職活動で意識してみてください!