■苦手意識のほとんどは話すこと ~忘れがちな聴くに注目を!
コミュニケーションを取ることは普段から当たり前にされていると思いますが、結構、苦手意識を持っている方もいらっしゃいます。事前課題に見られる苦手意識で、多いものを挙げてみると、以下の3つとなります。
1.相手のタイプや場面に苦手意識を持つもの。例えば、一方的に話す人は苦手、初対面の人と話すことが苦手などがあります。
2.自分の話し方に関するもの。つい、話しすぎてしまう、強い口調になってしまう(聞こえてしまう)などがこれに当たります。
3.話し方に関するもの。主旨を簡潔にまとめられない、整理してわかりやすく伝えられないなどが挙がっていました。
思ったよりも出てこないのが、「聴き方」についての苦手意識です。コミュニケーションというと、やはり話すことのイメージが強いのかもしれません。しかし、現実の場面では、聴くことがとても重要となります。
インソースの研修では、話すことと同じくらい、聴くことに時間を割いています。
■聴くことの効用 ~返報性の法則を大事に!
では、聴くことの効用はどんなことでしょうか?
私が一番大きいと考えるのは、相手に「話を聴いてもらえた」と感じてもらえることです。この「○○してもらえた」という感覚は非常に有効で、心理学でも返報性の法則というものがあるくらいです。
人はしてもらったことに対し、お返しをしたいという感情を持ちますので、自分も何かしなくてはという意識につながります。
違う角度から言うと、貸しと借りといえます。自分の借りが多いと落ち着きませんので、早めに返そうとすることにも通じるかもしれません。これらの意識が相手の行動を促すこととなります。
ただし、一つ注意点があります。それは、きちんと反応を示すことです。いくら微細もらさず聴こうとしていても、うなずきも相槌もなく、聴いていることを示さなければ、相手に聴いていると感じてもらえません。大切なことは、「きちんと反応を示しながら」、聴くということですね。
研修では、実務経験豊富な講師が事例を交えながら、さらには演習を盛り込みながら、解説していきます。研修後、スキルが向上していることを実感できることでしょう。
当たり前のスキルかもしれませんが、様々な主体(住民、企業、NPOなど)から声を聞き取らなければならない行政職員の方々に必須のスキルではないでしょうか。
【コミュニケーション研修ラインナップ】
「ほう・れん・そう」から聴く・訊く・話すまで、ビジネスで必要なコミュニケーションスキルを徹底的に学べる研修です。
若手職員向けの研修です。第一印象から住民との対話のあり方までを、演習を通じて習得できます。
立場上、言いにくいけれど、言わなければならないことは多いでしょう。相手に受け入れられやすく、伝えるためのスキルが身につけられる研修です。。
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