営業職「誰もやらない」101の秘策

 【内気営業「中島」のマル秘営業テクニック】

営業職「誰もやらない」101の秘策

「申し訳ございません」じゃなくて「ありがとう」と言う

内気営業「中島」のマル秘営業テクニック 【38】

「申し訳ございません」じゃなくて「ありがとう」と言う

私が新入社員の頃、文章が「社会人ぽくない」ということで、お客様へお送りするメールはすべて先輩に確認をもらっていました。そこでよく注意されていたのが、「申し訳ございません」など謝罪の言葉が多いことです。「文面の中に1つこういう言葉が入っていると、全部謝罪しているように見える」のだそうです。

■過去のことは置いておいて、未来のことを書く

そこで私が先輩から教えてもらったのは、「未来に回す」ということです。例えば「先日は、せっかくセミナーにいらしてくださったのに、ご挨拶できず大変申し訳ございませんでした」の場合であれば、セミナーにいらしてくださったことに重点を置き、「セミナーにいらしてくださり、ありがとうございました」だけで留めます。

「ご挨拶したかった」気持ちは、「ぜひ○○様とご挨拶をさせていただきたいので、セミナーの感想のお伺いを含め、改めてお伺いさせていただけると幸いでございます。」というように、過去のことは置いておいて、未来のことを書きます。(今書いているものだけでも、なんだか気分が明るくなった気がしますよね)。

■いつも「ありがとうございます」を言う

これを意識していると、何かにつけて「ありがとうございます」が口をついて出るようになります。内気な先輩、次のように話していました。

「お茶やコーヒーをいただいたら、出していただいたときはもちろんですが、訪問の最後にも必ずお礼の気持ちをお伝えします。『今日はお時間をいただき、ありがとうございました。あと、コーヒー(お茶)までいただいてしまい、ありがとうございます。ごちそうさまでした。』これだけは忘れないよう、いつも心がけています。」

■相手に「○○して良かったな」と思ってもらいたい

日本人は特に謙虚であることが美しいとされる文化なので、「すみません」とよく言います。 Excuse meも「すみません」と表現するため、外国の方は何をそんなに謝っているのだ( Sorryと捉えられる)と思うそうです。腰が低いことは悪いことではありませんが、気遣いに対して感謝の気持ちを伝えるなら、上記のように「ありがとう」を使う方が良いでしょう。「お茶を出して良かったな」という気分になってほしいですね。(内気な先輩)


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