【内気営業「中島」のマル秘営業テクニック】
内気営業「中島」のマル秘営業テクニック 【38】
私が新入社員の頃、文章が「社会人ぽくない」ということで、お客様へお送りするメールはすべて先輩に確認をもらっていました。そこでよく注意されていたのが、「申し訳ございません」など謝罪の言葉が多いことです。「文面の中に1つこういう言葉が入っていると、全部謝罪しているように見える」のだそうです。
そこで私が先輩から教えてもらったのは、「未来に回す」ということです。例えば「先日は、せっかくセミナーにいらしてくださったのに、ご挨拶できず大変申し訳ございませんでした」の場合であれば、セミナーにいらしてくださったことに重点を置き、「セミナーにいらしてくださり、ありがとうございました」だけで留めます。
「ご挨拶したかった」気持ちは、「ぜひ○○様とご挨拶をさせていただきたいので、セミナーの感想のお伺いを含め、改めてお伺いさせていただけると幸いでございます。」というように、過去のことは置いておいて、未来のことを書きます。(今書いているものだけでも、なんだか気分が明るくなった気がしますよね)。
これを意識していると、何かにつけて「ありがとうございます」が口をついて出るようになります。内気な先輩、次のように話していました。
「お茶やコーヒーをいただいたら、出していただいたときはもちろんですが、訪問の最後にも必ずお礼の気持ちをお伝えします。『今日はお時間をいただき、ありがとうございました。あと、コーヒー(お茶)までいただいてしまい、ありがとうございます。ごちそうさまでした。』これだけは忘れないよう、いつも心がけています。」
日本人は特に謙虚であることが美しいとされる文化なので、「すみません」とよく言います。 Excuse meも「すみません」と表現するため、外国の方は何をそんなに謝っているのだ( Sorryと捉えられる)と思うそうです。腰が低いことは悪いことではありませんが、気遣いに対して感謝の気持ちを伝えるなら、上記のように「ありがとう」を使う方が良いでしょう。「お茶を出して良かったな」という気分になってほしいですね。(内気な先輩)
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方