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組織不祥事防止研修~無責任・無知・無思考を排除し「属人風土」から脱却する(1日間)

組織不祥事防止研修~無責任・無知・無思考を排除し「属人風土」から脱却する(1日間)

個人の不正とは異なる組織特有の要因に焦点を当て、その防止策を考える

研修No.B RSK140-0000-5858

対象者

  • リーダー層
  • 管理職
  • 部長・経営層

・会社の経営責任を負う立場の方
・組織のリスク管理の責任者、不祥事防止策の策定に携わる方

よくあるお悩み・ニーズ

  • 組織不祥事の原因を特定することが難しい
  • 防止策に取り組んでいるにもかかわらず、不祥事が再発してしまう
  • 自組織で潜在的な不祥事の芽が生まれないように対策したい

研修内容・特徴outline・feature

不祥事に関するニュースが相次ぐ中、その対策としてコンプライアンス教育の実施や内部通報制度等の強化が施行されています。しかし、それでも組織不祥事が後を絶たないのはなぜでしょうか。それは、個人が私利私欲のために意図的に行う不正行為と違い、無自覚のまま行われる行為や組織のためにと思って行われる行為に端を発することが多いからです。

本研修では、問題行為の発生・拡大のメカニズムを理解するとともに、不祥事が起きにくくなる組織風土のあり方を考えていただきます。

研修のゴールgoal

  • ①個人の不正と組織不祥事の本質的な違いを理解できる
  • ②不祥事の発生と拡大のメカニズムを踏まえた、具体的な防止策が分かる
  • ③組織不祥事が発生しやすい風土を変革できるようになる

研修プログラム例program

内容
手法
  • 1.組織不祥事とは何か
    (1)あらためて組織不祥事を定義する
    ①不正と不祥事の違い ②個人的な不正行為と組織的な不正行為の違い
    ③法的な問題と倫理的な問題の違い
    (2)主な組織不祥事の類別とその事例
    (3)不正のトライアングル理論の限界
    【ワーク】不正事例を基に、不正のトライアングルで説明できるか討議する
    ①「動機」「機会」「正当化」だけでは組織不祥事は説明できない
    ②組織不正に特徴的な「無責任」「無知」「無思考」
    ③組織不正の温床となる属人風土
講義
ワーク
  • 2.組織不祥事の発端となる問題の発生
    (1)問題の発端とその種類
    ①問題のある個人による不正・不適切行為
    ②組織的な未知・無知による問題行為
    (2)問題が見過されてしまう背景
    ①リスクに対する感度の低さ ②直接の当事者でないものへの無関心
    (3)問題の発覚が遅れる要因
    ①内部統制の不備 ②監査の形骸化 ③権限の集中
    (4)問題が許容されてしまう遠因
    ①単眼的な利益志向 ②旧習や業界慣習の絶対視 ③不正に寛容な風土
    【ワーク】ケースを読み、問題が不祥事へとつながった過程を検証する
講義
ワーク
  • 3.問題が継続・拡大し組織不祥事となるまで
    (1)問題が継続するメカニズム
    ①問題行為による結果が実績となる
    ②継続して行われてきたことは中断が難しい
    ③問題としての認識が引継ぎで洗浄される
    ④告発を躊躇わせる同調圧力と集団浅慮 
    ⑤問題を助長する事なかれ主義上司と無邪気な部下
    (2)問題が拡大するメカニズム
    ①問題行為による成功体験がエスカレートさせる 
    ②隠蔽の必要性がさらなる不正を生む
    ③規制や監査を機に不正が悪質化することも
    (3)問題の常態化とともに組織に根付く3つの無
    ①問題行為に責任を感じなくなる「無責任」
    ②何が正しいのかを知る必要のない「無知」
    ③指示されたことに何の疑問も持たない「無思考」
    【ワーク】自組織の業務の中で、3つの無に該当するリスクを挙げる
講義
ワーク
  • 4.組織不祥事の温床となる「属人風土」とは
    (1)属人思考とは~何を言うかではなく誰が言うかが重視される
    (2)属人風土の発生要因とその影響
    ①権限の集中がもたらす異論・批判の排除 
    ②情報のブラックボックス化が助長する隠ぺい体質
    ③牽制体制の不備によるチェック機能の欠落
    ④高い専門性ゆえのチェック能力不全
    ⑤過度な成果主義が作り出す物言えぬ雰囲気
    【ワーク】自組織の属人風土の強さをチェックする
講義
ワーク
  • 5.3段階で進める組織不祥事防止策
    (1)個人の啓蒙~コンプライアンス教育・ルールの周知
    (2)しくみと体制の構築~内部統制・監査制度・内部通報制度
    (3)組織風土改革~トップによるコミットメント・外部アセスメントの導入
    【ワーク】自組織に見出される不祥事のリスクについて3段階で対策を考える
講義
ワーク
  • 6.まとめ
ワーク

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全力Q&A{{list[0]['category']}}関連の全力Q&A

よくあるご質問について、研修のプロとして熱く丁寧に回答します。

カスタマイズ事例~ケーススタディCASE STUDY

本研修のカスタイマイズ事例として、作成したケーススタディを業界別にご紹介します。

{{theme}}研修のケーススタディ一覧

開発者コメントcomment

組織の不正・不祥事が明るみに出るたびに、その広がりの大きさやそれが続けられてきた時間の長さに呆然としてしまいます。その背後には、「無責任」「無知」「無思考」といった管理者および従業員の無自覚な姿勢があります。本研修は、こうした組織不祥事の特徴に焦点を当て、自組織に似たような傾向がないかを確認すると同時に、本質を捉えた有効な防止策を検討いただくことをねらいとして企画しました。

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