2020年6月26日
今春卒業した大学生の就職率が過去最高となったことが、厚生労働省と文部科学省の就職内定状況等の共同調査で分かった。
両省の発表によると、4月1日現在の大学生の就職率は98.0%で前年同期を0.4ポイント上回った。
リーマン・ショック後の雇用環境の悪化で就職率が最も落ち込んだのは、2011年3月卒の91.0%。以降、年々上昇し、2018年はリーマン・ショック前で最も高かった2008年3月卒の96.9%を超え、98.0%となった。2019年は97.6%と微減したものの、今年は一転して再度過去最高値を記録した。
大学生の男女別に就職率を見ると、男子は97.5%で前年同期比0.2ポイント増、女子は98.5%で同0.7ポイント増。文理別では、文系は97.8%で同0.4ポイント増、理系は98.5%で同0.1ポイント増となった。
大学の地域別では、北海道・東北97.5%(前年同期比0.3ポイント増)、関東98.2%(同0.1ポイント増)、中部99.3%(同1.4ポイント増)、近畿98.9%(同0.9ポイント増)、中国・四国が95.5%(同1.6ポイント減)、九州95.3%(0.1ポイント増)だった。
その他、短期大学の就職率は97.0%(同1.6ポイント減)、高等専門学校は100.0%(同0.4ポイント増)、専修学校(専門課程)は96.8%(同0.2ポイント増)だった。
配信元:日本人材ニュース
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