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リカレント教育
社会人として一定期間就業したのち、大学などの教育機関に戻って専門知識や技術を習得し、また復職する「リカレント教育」の希望者が増えています。
労働力不足の中、多様な働き方の実現はどの組織にとっても重要課題ですが、制度を導入したり「リカレント教育推進」を謳うだけでは不十分です。復職者が知見を活かして活躍し、組織に利益をもたらすためには、「復職者」と「受け入れ側」双方に対して組織からの支援が必要です。
例えば、復職者に対しては、ビジネスマナーやOAスキルを再確認しておくことでスムーズな復職をサポートできます。また、自身の強みの再認識、チーム仕事への理解といった「マインドセット」を丁寧に行うことが、配属後の活躍を大いに促します。社内から伝えにくい内容などは、外部研修など第三者を利用すると、自然に伝わりやすくなります。
また受け入れ側にも「多様な働き方に関する知識」や「相手を尊重するコミュニケーション手法」などを具体的に習得させる必要があります。受け入れ前に組織としての「受け入れ力」を調査するアセスメントや、受け入れ後に現場の悩みを聞くフォロー研修などもおすすめです。
多様な人材が、多様な働き方を選択するダイバーシティ時代。ぜひ復職者側と組織側、双方への支援で「リカレント教育」の準備をご検討ください。
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