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えるぼし
「えるぼし」とは、女性活躍推進の状況等から考慮して優良な組織に与えられる、厚生労働大臣が定める認定マークです。商品などに付することができます。
「えるぼし」という名称は、Lady(女性)、Labour(働く、取り組む)、Lead(手本)などの頭文字の「L」に加え、星が輝くデザイン、そしてそのデザインにより表された輝く女性への「エール」など、 さまざまな意味が込められています。認定マークの名称である「えるぼし」に因み、認定制度自体が通称「えるぼし」と呼ばれるようになりました。
2016年4月に施行の「女性活躍推進法」で定められた一定の基準を満たした組織のうち、より優良とみなされた場合に「えるぼし」は付与されます。
2019年6月に「女性活躍推進法」が改正され、1.一般事業主行動計画の策定義務の対象拡大、2.女性活躍に関する情報公表の強化、3.特例認定制度(プラチナえるぼし<仮称>)の創設、の3点が変更点となり、一般事業主行動計画の策定・届出義務及び、自組織の 女性活躍に関する情報公表の義務の対象が、常時雇用する労働者301名以上から、101名以上の事業主に適用範囲拡大となります。
このように厳格化する「女性活躍推進法」ですが、この「えるぼし」に認定されることで、様々なメリットが得られます。例えば、広報(自組織商品や広告、求人活動など)で 認定段階に応じて色分けされた認定マークが使えるようになり、組織内外に「女性が活躍できる組織」、「ワークライフバランスを推進している組織」だと広くアピールできます。それにより、組織のイメージアップや認知度向上、求人応募数の増加等につながります。つまり、組織価値の向上が図れるのです。
また、えるぼし認定組織は、公共調達と低利融資の両面で優遇措置を受けることができるなど、組織運営にとっても魅力的な要素が揃っています。「まだまだ具体的な女性活躍推進に着手できていない」 とお悩みのご担当者さまは、この「えるぼし」取得に向けて推進されてみてはいかがでしょうか。
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