■大手企業が良い?
文系・理系に関わらず、依然として大手(ブランド)志向の学生の割合が多いという調査結果が出ています。
その理由はどれも、「安定している」「業界上位である」などです。
私が新卒の頃も、
「大手で安定して働きたい」vs「中小企業で責任がある仕事をしたい」に意見が分かれていました。
どちらが良いのか?という意見はさておき、そもそも、その選択基準に「ニーズ」が存在しているということを、私は非常に危惧しております。
■なぜ、「ニーズ」で選んではいけないのか?
「ニーズ」という言葉は、「人間の生活上、必要なある充足状態が不足している状態。」と、言い替えることができます。裏返して言えば、「充足したら満足してしまう。」ということでもあります。
つまり、就職活動中の学生が、「給料が良いから」「倒産する心配が無いから」などの「ニーズ」を基準に企業選びをすることが、「3年で3割が退職する新入社員」を助長しているのです。
■企業選びは、「ウォンツ」でするべき?
ではどいうったポイントで企業を選んだらいいのか。
その第一歩は、自身の「ウォンツ」を知ることにあります。
「ウォンツ」とは、「特定の何かが欲しくてたまらない状態。」です。「ニーズ」をマイナスから標準まで引き上げる欲求だと考えると、「ウォンツ」は、標準からさらに上に押し上げる欲求だと言えます。
つまり、「ウォンツ」で企業選びをすることで、就職した企業で、活き活きと働くことができます。
みなさんには、自分の企業選びがどちらが中心になっているのか?を考えて頂きながら、悔いの無い就職活動をして頂きたいと思います。
☆次回もお楽しみに。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方