就職活動の面接スキルを磨くための就職活動経験者らの声から生まれた『就職面接・小虎の巻』面接の悩みを、HOW TO、経験談、質問形式など、インソース社員の経験からピックアップしたものを、さまざまな形でお届けいたします!
今週から4週にわたり、一次面接から最終面接までの、選考のポイントを、Q&A方式でお送りいたします。今日は第4回目、「一次面接の目的」です。
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【お悩み】
いつも書類選考のあとの一次面接で落ちてしまいます。自己紹介と志望動機、それから2、3の質問に答えるだけの短い時間のグループ面接で終わってしまって、その先に進めません。どうしたらよいのでしょう?
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【回答】
一次面接は、「足切り」として行われる場合がほとんどです。もちろん企業によって、その「足切り」の基準は変わってきますが、基本的には「2次、3次に呼ぶ価値があるか」でふるいにかけます。
とくに志望者の殺到する人気企業では、学生の持つ素養を、短時間で判断します。
学生としては、自己紹介がまずいのでは?といった心配や、自分の経験に自信がないなどの悩みがあるかもしれません。
しかし、企業側が一次面接で見ているのは、主に以下の3点です。
1.基本的なコミュニケーションが取れるか
2.社会に出るにあたっての準備ができているか
3.志望動機が本物か
まず、「1.基本的なコミュニケーションが取れるか」が評価の対象となります。これは主に、質問に対する受け答えの際に測られます。とはいっても、他の学生との差別化を図るために、わざと奇抜な答えを用意しなさい、というわけではありません。
むしろ、真っ当な答えを筋道立てて、論理的に述べることが求められます。面接官の質問に対し、的を得た回答を矛盾点なくできることが最低条件です。
このときの意思疎通がうまくいかない学生は、基本的なコミュニケーション力がないと判断されかねません。
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次に、「2.社会に出るにあたっての準備ができているか」ですが、この部分についても、「話す内容が浅い」「関心の範囲が狭い・幼い」学生は、社会に出る準備ができていないとみなされます。
常日頃から、アンテナを広く張り、いろいろなジャンルに関心を広げることが必要です。
それに加え、自分の意見を常に持つように心がけ、要点を押さえた話が展開できるよう、訓練をすることも重要です。
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それから、「3.志望動機が本物か」ですが、面接官は、学生の「用意してきた志望動機」には騙されない、と肝に銘じましょう。
どんなに立派な「用意してきた志望動機」を滔々と述べても、面接官はそれだけでは納得しません。むしろその裏を探るような、質問をしてきます。
例えば「入社したらやりたい企画は何?」ですとか、「他にはどのような業種、業界を回っているの?」といった質問をされる可能性があります。
入社した後のビジョンがなければ、志望動機は説得力を欠きます。また、全く異なる業種、業界を回っていても、志望動機は嘘なのではないかと思われてしまいます。
もちろん、就職活動のスタイルは人それぞれなので、必ずしも同じ業界の企業ばかり受けなさいとは言いませんが、異なる業界を回っている場合、その活動に明快な理由がないと、面接では不利になります。
企業・面接官により、様々な質問があり、時には意地が悪いと感じられるような事を言われることがあるかもしれませんが、そのようなときにも、自分の考えをしっかりと伝えることで、「この学生はよく考えている」と高評価を獲得することもできます。
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以上の3点に加え、基本的なマナーは身に付けておきましょう。
面接官は「この学生がうちの会社に入ったら・・・」という視点で学生を見ています。
基本的なマナーの身に身に付いていない人は、社会人として以前に、人として好感を持ってもらえません。身だしなみ、立ち振る舞いを整えてから、面接には臨みましょう。
ここまでいつくかの注意点を述べてきましたが、一次面接で見られているのは、社会生活を営む上で必要とされる基本的なものばかりです。当然企業のカラーに合っているかどうかも評価のポイントになりますが、それも基本的なマナー、コミュニケーション力が身についている上での話です。
自分の学歴が、経験が、という前に、一度、基本的な受け答えができているか、面接に臨む態勢が万全か、を見直してみましょう。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方