【就職活動なかなか聞けないQ&A】
就職活動なかなか聞けないQ&A 【その2】
■業界研究のポイントはなんでしょうか?
3つあります。
まず重要なのは、全体を知ることです。業界地図を見たり、業界の人に話を聞くことで、市場規模や市場構成、メインとなる会社や会社のポジショニングを知りましょう。
次に重要なのは、業界の流れを知ることです。どこが利益を上げていて、どういうところからその業界が始まっているのか。今どの様な状況で、将来的にはどうなるのか、という時間的な流れを捉えましょう。
時間的な流れが分かっていると、成長し拡大する会社にはどの様な条件が揃っているかが分かります。
就職は伸びる会社に入らないと意味がありません。全体と流れが押さえられると、会社の立ち位置や今後が予想でき、その会社の求める人物像や課題が見えてきます。妄想でよいので自分なりに想像してみる事が大切です。
3つ目に重要なのは、職種を調べることです。業界が同じであれば、働く人と環境が違うだけで、会社ごとに行う業務に違いはありません。自分がやりたいことを調べるには、代表的な職種を調べそこに自分のやりたいことはあるのか知ることです。もしないのならば、その業界はあきらめた方がよいでしょう。
■自分なりの価値観と軸を持つことの重要性
業界を絞るにあたって大切なのは、自分なりの価値観と軸を持つことです。仕事とは、本質的には、「誰に、どの様なニーズを基に、どの様な価値を提供するか」、それだけの話です。
業界や会社を調べる上で、「どの様な人がお客様で、どのような悩み・ニーズを抱えているのか」、「それは自分にとって重要な軸となるか、その悩み・ニーズを自分は解決したいと思うのか」、「そういった悩み・ニーズに対し会社が提供する価値(サービスや商品)を自分は魅力的に感じるのか」、そして「その業界に将来性はあるか」・・・。こういう軸で評価していくとよいでしょう。
方法としては、業界得点表をつくり、顧客や商品、将来性など自分なりの評価軸で判断していくのもお勧めです。ここまで準備していくと、なぜこの業界を選んだかという問いに対する答えも、「なんとなく」で選んだ学生の回答とは雲泥の差がつき、説明会でインプットされる情報の質も全く違うものとなります。
業界研究は極めて重要といって良いでしょう。
☆次回以降もお楽しみに!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方