職場でのコミュニケーションの基本
今から知っておく社会人の基本【5】
職場でのコミュニケーションの基本―
日常生活においてコミュニケーションを取る場面では、なんとなく話を聞き流して終わる、ということもあると思います。しかし、社会人になると、職場でコミュニケーションを取る際、あいまいなコミュニケーションは許されません。確実な情報、意図の受け渡しがあってはじめてコミュニケーションの成立といえます。今回は確実なコミュニケーションをとるポイントについてお話します。
- 目次
伝える側の心構え
(1)結果に責任を持つ
自分の考えを正しく相手に伝えるために、伝えたい内容だけでなく、相手にどう伝わったかについても責任を持ちましょう。
(2)言行を一致させる
伝えたいことをより正確に伝えるために、声のトーンや姿勢などにも気をつけましょう。
例)
○「(相手の顔を見て、明るく丁寧な口調で)ありがとう。」(感謝が伝わる)
×「(相手の顔を見ず、無愛想かつ平坦な口調で)ありがとう。」(感謝が伝わらない)
受け取る側の心構え
(1)相手の感情を察する
言葉にしにくい本音は、声や表情などに込められることがあります。話を聴くときは、相手が「どのように」話しているかにも着目しましょう。感情を察する力が弱いと「気が利かない」と言われることにもなりかねません。
例)
自分:「今すぐ、この資料を作っていただけませんか。」
相手:「いいですよ。」(声のトーン:低い、表情:眉間にしわ)
自分:(ああ嫌がられているな。)「申し訳ございません。お忙しい中ご迷惑をおかけします。よろしくお願い致します。」
+α相手に好感情を持ってもらうために
(1)相手の話を受け止める
まずは相手の意見や考えを最後まで聴きます。「なぜこのようなことを話しているか」を考えながら話を聴き、相手の話が終わってから考えを伝えましょう。
(2)相手の話に反応する
ただ「はい」や「ええ」を繰り返すのではなく、相づちにバリエーションを持たせ、「興味をもって聴いていること」をアピールしましょう。
☆次回もお楽しみに!