■「常識」と「学生らしい明るさ・素直さ」があるかどうか
会社規模によっても異なりますが、たいていの会社は複数回の面接をパスしてやっと内定をもらえます。
特に名前の知れた大企業ですと、エントリーシート⇒筆記試験⇒1次面接⇒2次面接⇒3次面接(この辺でやっと人事面接)⇒最終面接(役員面接)・・・。という気の遠くなるような道のりです。
感覚的には1次面接までで、総エントリー数の4分の3以上が落とされます。逆に1次面接を突破できれば、内定の可能性もぐんと高くなります。ここでは、内定までの道筋をつける1次面接突破のコツを伝授致します。
大企業の1次面接は、まだまだ対象者がたくさんいるため、採用担当者がすべての学生と面接することは不可能です。そのため、周辺地域で働いている入社4~9年目くらいの若い社員が借り出されることが多くあります。
1次面接を担う若い社員に課されているのは、「常識があって、学生らしい明るさ・素直さ」があるかどうかを見極めることです。
実際に私も前職のときによく1次面接をやっていましたが、チェック項目は以下のようなものでした。
・時間どおりに面接会場に来ているか
・大きな声ではきはきと挨拶ができているか
・相手の目を見て話ができているか
・自分の言葉で話せているか 等々
つまり1次面接では、「面接する学生の素質や教養や人間性やら諸々がうちの会社に合っているか?」ではなく、「そもそも面接して採用の検討を始めるに値するか?」が見られています。
そのため、せっかくたどり着いた1次面接を突破するには、次のことを肝に銘じることが肝要です。
■とにかく笑顔で、明るくはきはきと!
1次面接は、その企業との最初の面談になるためか、緊張している学生の方が多く見受けられます。緊張はやむなしですが、それが全面に出てしまうと自ら1次面接通過のチャンスを失してしまうことになります。
なぜなら、ポイントは「笑顔で、明るく、はきはきと」だからです。相手は年の近い若手社員ですので、面接を楽しむくらいの気持ちで、気楽に受けましょう。
■学生らしく「自分の言葉で話せる」ように!
もう1つ見受けられるのが、やたら難しいことを話す学生の方です。おそらく自宅で何度もアピールする練習をして、それを忘れないうちに吐き出すかのように一気に話す方も結構見受けられます。
でもこれが、落とし穴。なぜかというと無理に良い所をアピールしようとしているのが見え見えだからです。企業が求めているのは、無理に良い所をアピールする人材ではなく、素直に自分の言葉で自分の意見を語れる学生です。
興味も無いのに、「御社のシステム戦略に非常に魅力を感じまして・・・」と言っても、無理しているのは丸分かりです。1次面接では、飾らずに素直に感じたことを話すようにしましょう。
☆次回もお楽しみに。