忘年会・新年会に役立つ「ビジネスマナー 接待編」
みなさまの職場で、女性社員は活躍していらっしゃいますか?
今回は、職場のメンバーを翻弄する、女性同士の対立がテーマです。
幸いなことに(?)私自身は、多くの女の子が「仲良しグループ」を作る
学生時代から人間関係にマイペースでしたので、この手の問題の
渦中に巻き込まれた経験はほとんどありません。
みなさまはいかがですか?
+ + +
◇前回は「"無礼講でいいよ"といわれても・・・」と銘打って、
席次についてお送りしました。
今回は準備の順を少しさかのぼって、参加のお声掛けについてお送りします。
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■Episode:失敗した!
今週末は会社の新年会。部署で最年少の男性社員である私は、
幹事としてみなさまに参加をお願いして回っています。
ベテラン女性社員の薔薇さんにお声掛けしたところ、「牡丹さんは
いかがなさるの? 彼女が出席するなら私は出ないわ」とのご返答。
途方に暮れながらも、とりあえず牡丹さんに出欠をお伺いすると
「薔薇さんが出席なら私は出たくないし、欠席なら参加してもいいわ」
とのお返事。お二人それぞれの下で働く若手女性社員も
日和見状態で、出欠がはっきりしません。
女性の世界って怖いです・・・。正直なところ関わりたくない気分です
が、間に挟まれてしまった私はどうすればいいのでしょう!?
(女性社員の調整に悩む新米幹事)
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■Answer:それでも、両者に参加を依頼せよ!
女性の多い職場は人間関係が難しいですよね。女性に限らず、
部署によっては派閥めいたものがあって、「こちらを立てれば
あちらが立たず」という事態になりがちです。
上司や女性陣同士の対立に巻き込まれると後々やっかいですから、
できるなら、「触らぬ神に祟りなし」を貫きたいところですよね。
しかし幹事としては、できるだけ多くの部署の方に参加して
いただけなければなりません。
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│Point :お付き合いも「仕事」のうち、とご説明すべし。
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ここであなたが取るべき対応は「仕事だと思って出てもらう」です。
社の内外を問わず、会社が公的に開催する宴席の多くは、
社員個人が自由に楽しむための催しではありません。
日常業務で関わる機会の少ない上司と部下、社員同士が
親睦を図り、情報交換をするための企画とでも考えましょう。
ですから、「○○さんが嫌」という個人的な感情で参加を放棄してしまう
のは好ましくありません。
「感情で考えず、仕事だと割り切って出てください。○○さんとは
直接お話下さらなくて構いませんし、業務の一環だと割り切って
参加いただけませんか」と、説明の上お願いしましょう。
よりハイレベルな文句、「"私に免じて"参加いただけませんか」と言え
るだけの人徳をあなたがあらかじめ積んでおけると、もっといいかも
しれませんね!
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特別シリーズ「宴席のマナー」、2009年新春分は今回で一区切りとさせ
ていただきます。まだ面白いテーマがいくつもありますので、続けてお送り
できないのが残念ですが、次の宴会時期に再開する予定です。
次回からは新テーマでお送りいたします。お楽しみに!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方