■生活行動編(2)「上司に気遣い編」
(1)仕事着にはお金をかける
時計、靴、スーツ、かばんには特に注意が必要です。
個人的な好みもあるかと思いますが、それもビジネスの上では
お客さまが驚かない、不快にならないという程度でという限定つきです。
特に営業職だと、自分の好きな服装・髪型・外見で営業活動をすると
競争相手に負けてしまう場合があるので注意しましょう。
自分で判断がつかない場合は、上司やベテラン社員に、
「これで大丈夫ですか?」と確認しましょう。
また、特に営業職は、「自分の売っている商品に合わせた
外見にする」必要があります。高級商品を扱っているなら、
自分もそれに見合う外見・姿が必要です。
「見た目」にも気を遣うのは、自分の見た目も商品の
一部であるからです。お客さまからすると、商品の良し悪しは
さることながら、その商品を扱う「人」にも注目されています。
その「人」から得られる信頼は、ブランド力を大きく担う部分です。
ブランド力そのものが「信頼」です。
その意味でも、お客さまから信頼を集められる服装が必要です。
* * *
(2)上司よりラフな格好はしない
また、社内でも身だしなみには気をつける必要があります。
例えば、上司が履いていないのに、スリッパを履いたり、
ニットタイをするなど、上司よりラフな格好は慎みましょう。
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(3)上司と話す際はにおいチェックをしてから
弊社代表の舟橋は、営業職時代に上司から、
「お客さまと合う前は、中華料理は食べるな」と注意されたと
話していました。心当たりがある場合は、上司と話す際に、
においチェックをしましょう。
最近は、ガムやタブレットなどの口臭防止グッズも
たくさんあるので、これも活用しましょう。
細かいことですが、これもお客さまから信頼を集めるための
テクニックです。
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(4)上司に話しかける場合は、空気を読む
上司に話しかけるにはタイミングに気をつける必要があります。
食事中や訪問した帰り際など、「疲れているオーラ」
「忙しいオーラ」が出ている場合は、上司に絶対に
話しかけないようにしましょう。
こういうタイミングで話しかけると、「空気を読むことができない」
「物を知らない」などと上司に思われて、
仕事などの他の方面にあらぬ影響が出る可能性も高いので、
気をつけましょう。
* * *
(5)上司と食事に行った場合は、上司よりアップグレードな
ものは頼まない
上司と食事に誘われた際に、
「何でも食べてもいいよ」などと言われても
上司が「ハンバーグ」なのに「ステーキ」を頼んだり、
「とんかつ」なのに、「ヒレカツ」を頼んだり、
うなぎ単品なのに、「肝吸い」をつけてしまったりと
いうことはやめましょう。
自分がお金を払う場合でも、強固な人間関係ができるまでは
我慢しましょう。
(つづく)
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方