【やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α】
やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α 【51】
ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。
【大前提】
対お客さま:常に相手を立てて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず、素直に受け止める
対同僚:後輩:公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか、確認してみてください。自分は周りよりがんばる必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
■今日のテーマ
お客さまのご要望にお応えできないとき~きれいに頭を下げられると立派
レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
レベル1
(1)ご要望にお応えできないことを本当に申し訳ないと考える
(2)「誠に申し訳ございません」と口に出して申し上げると同時に、深々と頭を下げる(最敬礼)
(3)理由を聞かれたら、1つだけ簡潔に申し上げる(「これ以上のお値引きは難しいです」)
(4)お客さまから「なんとかならないか」と言われたら、「誠に申し訳ございません」と改めて頭を下げる(最敬礼)
レベル2
(1)ここまでおつきあいいただいたことについてお礼を述べる
(2)再度お詫びを申し上げる
■解説
お客さまのご要望にお応えできない場合、単に「できません」と回答するのではなく、工夫が必要です。お客さまからの注文が、そもそも無理なこともありますが、当方の最初の説明が悪かったり、不足していたりして、お客さまを上手にナビゲートできなかった場合がほとんどです。いずれにしろ、お客さまの非を責めてしまうと、大トラブルになってしまいます。
相手の心情を汲み取り「申し訳ない」気持ちをあらわすことが大事です。お客さまのお言葉に反論せず、お客さまの気持ちに沿うように「そうですね」と申し上げながら、お客さまのお気持ちがおさまるのを待ち、再度お詫びを申し上げるのが基本です。「自分は間違っていない」というペースで進めようとするのは子どもっぽい愚策です。
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