■前回までの復習
これまでの内容を簡単にまとめておきます。
1.まずは思いっきり「メモを取ろう」
・誰でもできる「記録のとり方」~会議全部記録
・「録音」から「文字おこし」は不可
・ノートの文字を文章にしていく
(1)主語を加える
(2)文を意味が通る様につなぐ
2.同じ内容をまとめる(編集する)
・同じような内容をまとめていく~意味の固まりづくり
・大きな意味の固まりを「読み手に合わせて」並べなおす
・各固まり内で意味の通る文章にしていく
■議事録の形式
議事録には、「決まりきった形式」があります。一般的にビジネス文書には、形式があり、少し慣れれば、誰でも書けるようになっています。ですから、そんなに難しいものではありません(今だから言えることかもしれませんが)。
さて、その議事録ですが、一般的には、以下の順で記載します。
(1)日時
「日時:2010年4月13日 14時30分~16時25分」
※西暦使用、24時間表示
これは、会議の開催された日と時間を具体的に書きます。場合によっては、裁判の証拠になるものですので、詳細に何時何分のレベルまで、きちんと書きます。
対外的な文章では「平成22年」と年号を使うのが「公式ルール」ですが、一般的には西暦で書きます。また、24時間表示で記載するのが間違いが少ないと思います。
(2)場所
「場所:株式会社インソース商事本社6F会議室」
これも同様です。正確に記録します。上司に商談を報告する際には、特に重要です。
対外的な会議では、会議開催場所によって会議のレベルが読み手に伝わります。相手が自分たちをどう扱っているか?など、伝わるものです(一般的に大事な話は、いい加減な場所ではやりません)。
(3)出席者
主席者:先方 インソース商事 総務部 原部長、高橋課長、
人事部 坂本次長
当方 営業部 金本部長、城島課長、檜山
まずは、お客さまから、また、偉い順に書きます。この場合、××商事○○部△△部長 というように書きます。役職も必ず入れておきます。また、原則同じ部署の人は順番に並べて記入します。
■出席者の序列を間違えない
気をつけないといけないのは、部署の序列です。あらゆる組織には、例外なく序列があります。これを間違えたら、いくら議事録の内容が良くできていても、「甘いね」とか、「まだまだ若いね」と笑われてしまいます。
プロのビジネスパーソンは序列を間違えないで下さい。間違えていいのは新人だけです。
インソースでは、コンサルティングも実施していますが、かならず、先方に「社内序列」を聞いて確認しています。
※次回は「本文を必要十分な材料で簡潔に書く!~こんな時どう書く?文書作成のケーススタディ」についてお話いたします。お楽しみに!
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