新入社員研修 成功のヒケツ36話

 

新入社員研修 成功のヒケツ36話

一度、聞いたことは二度質問してはいけない?

一度、聞いたことは二度質問してはいけない?

前回、「上手く質問できない」の解決策として、「タイミングは自分から作る」をお伝えしました。「質問」というところで、もう1つ「一度、聞いたことは二度質問してはいけない」とよく指導されることについて、言葉を間違って受け止めないように、お伝えしています。


■わかるまで何度でも質問する

「一度、聞いたことは二度質問してはいけない」と新人研修の際にも、職場の上司・先輩にも指導を受けたと思います。

しかし、この指導の目的を間違って受け止めてしまうと、自分の成長速度が鈍化してしまいます。この指導の真意は、「上司・先輩の手間は最小限におさえないといけない」ということです。つまりは、「忘れてしまったので、もう一度教えてください」というようなことがあってはいけないという意味です。
一度聞いたくらいで理解できるほど仕事は簡単ではありません。わかったふりをして勝手に進めるより、理解できるまで何度も質問した方が、結局、業務効率は高まるものです。


■メモをしっかり取る

理解できるまで、何度も質問することが重要と言っても、当然その質問回数を1回でも少なくするための工夫が、質問する側には求められます。そのための最も簡単な工夫がメモをとることです。

仕事を教わった後、「質問はない?」と訊かれても、たいていすぐに質問は思い浮かびません。よって、質問は、手元にとったメモを再構成しながら考えるのが良いです。メモをしっかり取っていれば、何を質問すべきかを、後からまとめて質問することができます。

☆次回につづく


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