OJTを進めるにあたり、部下・後輩に対し「いつまでに、何を、どうやって」教えるかを考えた上で育成計画を立てます。
■ステップごとに目標を立てる
計画作りはまず目標の設定から始めます。目標には「いつまでに」という期限と、「どのレベルまで」という達成水準を設定することが大切です。
新人など、新しく配属された部下・後輩を対象とした育成計画を立てる際には、配属してから「1週間後」「1カ月後」「3カ月後」の3つの期間でステップを区切り、達成目標を設定するとよいでしょう。
■目標を細分化する
次に、その目標を達成するためには何ができなければならないかを細分化して考えます。具体的に内容を設定する際には、「達成したか、しなかったか」が判別しやすいような表現にします。
■指導を行う適任者を割り振る
OJTトレーナーは、必ずしも全ての指導を自分1人で行わなければならないわけではありません。自分では教えられないことや、自分以外にも教えられる人が他にいる場合には、適任者に指導を依頼します。
OJTトレーナーは、いわばOJTをプロデュースする立場にあります。仕事の状況を視野に入れ、周囲と協調しながら職場全体で指導を遂行していくことがOJTトレーナーの役割です。
■育成計画目標シート
インソースのOJT研修では、ワークとして部下・後輩の現状を踏まえ、「育成計画目標シート」を作成し、3カ月間の育成計画を立てていきます。
まずは、「1週間後にどこまで達成して欲しいのか」について考えます。「~の理解」「~の基本習得」「~力を高める」などの「目標」を定めます。そして、「そのためには具体的に何ができて欲しいか」として、担当する仕事のうち、主なものを3つあげます。そのことに対して、「自分として何をするか」について考えます。誰がどのように指導するのかについて、考えるのです。
1ヶ月後、3ヶ月後についても同様に考えていき、「育成計画目標シート」は完成します。
インソースの「育成計画目標シート」はコチラです↓
https://www.insource.co.jp/common/download/ojt_sheet6.pdf
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