【新人に伝えたい「やりすぎマナー」】
新人に伝えたい「やりすぎマナー」 【16】
従来守るべきとされていたのは、ビジネスパーソンにとっての必要最低限のマナーです。しかし、「できる」ビジネスパーソンになるためにはさらに上をいく「ちょっとやり過ぎでは・・・」と思われるくらいのマナーが必要なのです。
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。あなたの周りの新人がどこまでできているか確認してみてください。さらにレベルアップを期待する新人には、プラスαのマナーを伝えてあげて下さい!
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■今日のテーマ
名刺交換のマナー~相手より必ず先に渡す
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:さらにレベルアップを期待される新人が気をつけるべき事項
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◇大原則
・相手の名刺=相手の顔⇒大切に丁寧に扱う
・自分の名刺=自分の顔⇒人に渡して恥ずかしくないか注意する
◇全体のフロー
ア.準備しておく:すぐ立ち上がって名刺を取り出せるように、あらかじめ名刺入れを手にもち、名刺は名刺入れから取り出しておく。
イ.差し出す:複数対複数で名刺交換する場合、立場が上の方から行う。上司より先に名刺交換を行わない。(上座にいる方から役職順が一般的な並び)自分の順番が来たら、お客様より先に名乗り、名刺を差し出す。
・文字に指がかからないように名刺を右手で持ち、左手を添える
・自分の胸のあたりに持って構える
・お辞儀をしながら、自分の会社名、(部署名)、名前を名のる。
<表現>:「○○の◆◆と申します。よろしくお願いいたします」
ウ.受け取る : 受け取るときは、自分の名刺入れを下にして受け取る。
※自分の名刺は相手より下!
・ 右手で差し出しつつ、左手で受け取る。受け取ったら右手を添える
<表現>:「(□□様、)頂戴いたします。」
エ.取り扱い方 : いただいた名刺はしまわず、テーブルの右側に置く。
・【並べ方】席次順(顔と名前が一致しやすい)
※分からなくなった場合は縦に置く
・【置き方】〔1枚の場合〕名刺入れの上に乗せる。
〔2枚以上の場合〕机に並べ、名刺入れの上に一番役職の高い方の名刺を乗せ、他の名刺は机に並べる
オ.しまう:辞去する際に、名刺入れにしまう。
レベル1
(1)名刺は絶対に切らさない
(2)必ずきれいな状態で渡す
(3)相手より必ず先に渡す
レベル2
(1)新人と悟られない程、名刺交換の練習をする
■解説
名刺交換には細かいルールが数多くありますが、新人にまず教えたいのは、「名刺はその人の顔」という大原則です。それさえ覚えておけば、おのずと扱い方が分かってくるからです。
お客様の名刺は、「お客様のお顔」として、丁重に扱います。同様に、自分の名刺は「自分の顔」なので、切れていたり、汚れていたりすると、自分の格も低く見られます。
そして、目下の者から名刺を先に渡すのが作法であり、若手ビジネスパーソンにとって、お客様に華麗かつ優雅にすばやく名刺を渡す事で自分の高いビジネス能力を示す事ができることを教えましょう。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方