公開講座のなかには、【チャリティ公開講座】というものがあります。東日本大震災の後、「インソースとしてできることは何か」と考えた結果、生まれた企画です。どなたでも受講いただけますし、受講料は、東日本大震災により被災された方々に、日本赤十字社を通じ義援金として全額寄付します。少しでも復興のお役に立てれば幸いです。
このなかから、今回はマーケティング研修をご紹介します。
◇なぜ今、マーケティングなのか?
なぜ、チャリティとしてマーケティング研修を選んだのかというと、震災の影響で社会的・経済的状況が変わり、これまでと同じようには売れなくなったことが挙げられます。今後はマーケティングが誰にでも必要な知識になるという考えから開催を決定しました。
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『やりなおし!マーケティング講座』◇何をするのか?
この研修では、「いかに早期に売上回復を図るか」に焦点を当て、コストをできるだけかけずに売上向上を図る策を考えていただきます。
主に以下3点に注目します。
1.震災後の社会のニーズを考える
震災後に顕在化した多様なニーズについて議論します。例えば、これまであまり注目されてこなかった商品・サービスが、震災後に突然人気を集めるようになった現象やその理由を考えます。
2.震災後の気持ちについて考える
1で議論した新たなニーズの心理的背景を把握するために、震災後、どんなことに興味を持ち、どんなことに喜びを覚えるかについて改めて考えます。例えば、震災後に、よく見聞きするようになったキーワードの1つに、「人と人とのつながり」があります。このような心理的背景が、マーケティングにどのような影響をもたらすのかを考えます。
3.様々なマーケティング手法の切り口を持ち帰る
事例研究を通して、巧みなマーケティングとは何かを学び、自社の現状と比較・検証することは、自社のマーケティングを考える上で、非常に有効です。
◇講師はどんな人か?
今回の講師は、当社の代表取締役、舟橋でございます。テレマーケティングシステム開発や、コンビニバンキングなどのサービスを企画・開発を担当するなど、マーケティングの知識・経験を豊富にもっております。代表取締役自身が登壇することはめったにないことです。
ぜひ、ご参加をご検討ください!
≪受講後アンケートに寄せられたコメント≫
○全く新しいものを考え出そうとするため、先に進まないところがあります。現状としてさほど目立たずに、ほそぼそと進行している商品やサービスに改めて着目して、そこからアイデアを搾り出してみようという視点を獲得できました。
○震災後の環境変化の分析を踏まえて、どのようにマーケティングの手法を応用していけばいいのかを理解することができました。マーケティングをする際は、まずはとにかく考えてみる、その訓練として1日3つの新規事業案を書き出す訓練をすることで、飛躍的に能力が高まるというお話が、特に印象的でした。