官公庁・自治体・独法:研修ニュース

 

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高速PDCAサイクルのすすめ(2)高速PDCAの運用方法

高速PDCAサイクルのすすめ(2)高速PDCAの運用方法

■高速PDCAとは(先週のおさらい)

PDCAサイクルとは、業務を進めるにあたって、

Plan(計画を立て)⇒Do(実行して)⇒Check(結果と計画を比較分析して)⇒Action(改善活動を行い)⇒Plan(計画を立て/見直して)・・・という順番でサイクルを回すことです。

そして、高速PDCAとは、そのPDCAサイクルを速く回すことです。
PDCAサイクルの回転数を上げるほど、課題を見つけ、改善を行う
機会が増えるので、それだけ成果に結びつきやすくなります。

大きな車輪を高速回転させようとするのではなく、小さな車輪を無理なく継続的に高速回転させて目的地に到達しようというのが高速PDCAの
考え方なのです。


■高速PDCAの運用方法

大きな車輪を小さな車輪にするとは、最終目標をサブテーマに分解することです。

ロジカルシンキングのツリー構造の考え方を使って、最終目標を構成する複数のサブテーマに分解し、サブテーマごとに最終目標値、そしてチェックポイントごとの目標値(ラップタイム)を設定します。

高速PDCAサイクルでは、サブテーマごとにラップタイムの達成状況を高頻度で確認していくのです。

また、実行と結果にはタイムラグが生じます。高速PDCAサイクルには、タイムラグが短いサブテーマが適しています。そうすることで、自分のやったことの結果が短期間にわかるという躍動感によって、PDCAサイクル活動の活性化にもつながります。

一サイクルを一週間とした場合のスケジュール例は次のようになります。

月曜日午前:先週金曜日に集計した結果を関係者で確認、仮説の検証、修正を行い、今週の施策を決定 

月曜日午後~金曜日午前:施策の実行

金曜日午後:結果の集計

サイクルはさらに高速化して、週の前半と後半、一日というのも考えられます。


☆次回もお楽しみに!

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