◇ケース:「上司から見た評価したい部下とは?本音ベースで知りたいです」
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常に上司から一目おかれるS先輩。
以前まではテレアポ件数や顧客訪問件数も多く、
売上げも部内で一番高かったらしい。
しかし最近では、後輩の自分たちの方が月間売上げが高いこともある。
それなのに、部長や課長の口癖は、
いつも「S先輩のように」「S先輩を見習え」です。
正直モチベーションが下がります。
やはり、上司にとってひいきしたい部下っているのでしょうか。
(少しくやしい若手営業担当者)
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【舟橋ならこう考える!】
今回は感想
今、上司としてホンネで考えた評価ポイントは、
「こんな感じかな」というところを書きます
■上司にホンネで評価される営業担当者とは?
営業担当者は、当然のことながら、
数字だけで評価されているわけではありません。
むしろ数字に現れない部分を上司は見ているものです。
ただ、そうはいっても、上司になってみて初めて思ったことは、
すべての部下は「かわいい」という普通の事実です。
人として、営業として、みんなに成功して欲しい、
偉くなって欲しいと常々考えています。
ですから、以下のことは「あえて考えてみた」として、読んでください。
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(1)勘がいい、空気が読める部下
最も評価できる部下はなんと言っても、空気が読める部下です。
空気が読めるとは、
・「あの会社に連絡をしなきゃ」と私が考えた瞬間に、
電話を取って話している部下
・「注意(指導)しよう」と考えた瞬間に、行動が改まっている部下
・「あの資料」と具体的な内容を言わないのに、
サッと見たい資料を出せる部下
(「『あの』ではわからないんですが...」と言われるのは正直嫌です。)
・「自分の機嫌が悪い時に限っていない(不在の)部下」
などが挙げられると思います。
とにかく、「勘がいいこと」がポイントでしょうか。
大抵、こんな部下はお客様に対しても勘が働くので営業成績も良いもの
です。 勘を研ぎ澄まして生きているタイプの部下はかわいいですね。
* * *
(2)報告・連絡・相談の巧みな部下
部下も仕事が少しできるようになると、
上司がいなくても判断できるようになります。
そんな時にも欠かさず、「報告」「連絡」「相談」ができる部下は
やはりかわいいものです。
具体的には、
・「一定金額を超えた案件」
・「新規先の案件」
については、特にマメに上司に報告をしてくれる部下が嬉しいですね。
その理由はまず、上司には、リスク管理をする義務があるので、
その点を考慮して報告してくれるのはありがたいです。
また、上司も取引先に関しては好奇心を持っています。
知らない取引先について、教えてくれる部下は嬉しいものです。
両方のニーズを満たす部下は頼りになります。つい出世させたくなりま
す。
* * *
(3)堅実に数字を上げてくれる部下
当然のことながら、売上・利益など業績を上げてくれる部下は大歓迎で
す。
ただ、毎日コツコツとやって数字を上げている部下は、
派手さはなくても、言葉にはしなくても大いに評価しているものです。
具体的に言えば、「数字がぶれない」ことが大切です。
毎月毎月、確実に売上を確保してくることは極めて重要です。
また、こんな数字を読める部下は、自分の下におかないで、
マネージャーに昇進させたくなります。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方