【内気営業「中島」のマル秘営業テクニック】
内気営業「中島」のマル秘営業テクニック 【3】
■気合い、根性が出ない内向的な私が元気になる方法はあるのかな?
営業をしていると、良いことと悪いことが交互にやってくるので、私は
気分の浮き沈みが激しいです。ただ、もともと「気合い」とか「根性」と
かいう言葉が嫌いなので、平静なまま元気になるにはどうすれば良い
か、考えました。
■方法1:「なんでうまくいかないんだろう」じゃなくて、「どうしたら
うまくいくだろう」と考える
私が初めのOJTのときに先輩からいわれた言葉です。
商談がうまくいかなかったときや、失注が続いたとき等、
考え始めると内向的な私は失敗の原因探しが止まりません。
例えば、お客様にうまく伝えられなかったときは特に、「なんで
うまく伝えられなかったのか」いつも考えてしまいます。
「なんでうまく伝えられなかったのか」
→「言いたいことをまとめてなかったから」
→「なんで言いたいことをまとめられなかったのか」
→「物事をよく把握してなかったから」
「なんで...」という失敗の原因探しの深みにはまってしまいます。
ここで、ぐっとこらえて、「どうしたらうまくいくだろう」をどんどん
考えます。
「どうしたらうまく伝えられるか」
→「もう一回伝えるチャンスをもらえばいいんだ!」
→「もう一度、説明させてもらえるよう頼んでみよう!」
という発想をする様にしています。考え方を変えてみれば、前向き
になり、自然と次の行動に移れる事が分かりました。その結果、暗
い気持ちを引きずらず、すんなりとお客さまにお電話できるように
なりました。
■方法2:わざわざ「○○しようと思います」と前向き発言をします。
「いつも前向きに報告をすること!」
私の考え方がいつも後ろ向きなせいか、あるとき上司がこう
言いました。加えて、良くないことを報告するときでも、必ず、
「事実+○○しようと思います」や、「事実+○○してがんばります」
という言葉をつけるように言われました。
物事は捉え方によって変わることが多くあるようです。
前向きな言葉をつけて報告をしなければならなくなったときから、
「どうしたらうまくいくか」考えなければならず、自然と前向きに
なりました。
■舟橋からのコメント
自分で言った事であっても、人は言葉に支配されるものです。
そのため、たえず前向きな発言を心がけることが、営業に限
らずビジネス成功の秘訣です。中島の様な言いかえのトレー
ニングを続ける事は有効です。ぜひ、みなさんもやってみてく
ださい。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方