2019年8月28日
資本金10億円以上で従業員1000人以上の企業341社の春季賃上げの平均妥結額は6790円となったことが、厚生労働省の集計で分かった。現行ベース(交渉前の平均賃金)に対する賃上げ率は2.18%で、6年連続で賃上げ率2%台が続いている。
妥結額(定期昇給込みの賃上げ額)などを把握できた、資本金10億円以上かつ従業員1000人以上の労働組合のある企業341社を対象に集計をしたところ、春季賃上げ要求の平均妥結額は6790円で、前年(7033円)に比べ243円減となった。
産業別にみると、20産業中で妥結額が最も高かったのは、「機械」で8003円。次いで「化学」と「造船」がともに7926円で続いた。
【産業別 妥結額 上位10産業】
1位 機械 8003円
2位 化学 7926円
造船 7926円
4位 運輸 7592円
5位 繊維 7460円
6位 自動車 7385円
7位 サービス 7292円
8位 建設 7276円
9位 電気機器 6819円
10位 精密機器 6719円
現行ベース(交渉前の平均賃金)に対する賃上げ率は2.18%で、前年(2.26%)に比べ0.08ポイント減少した。賃上げ率は2%台が6年続いている。
産業別にみると、20産業中で賃上げ率が最も高かったのは、「機械」で2.61%。次いで「運輸」が2.55%で続いた。
【産業別 賃上げ率 上位10産業】
1位 機械 2.61%
2位 運輸 2.55%
3位 造船 2.47%
サービス 2.47%
5位 繊維 2.44%
6位 化学 2.37%
7位 自動車 2.28%
8位 建設 2.27%
9位 その他製造 2.11%
10位 窯業 2.10%
具体的な要求額を把握できた305社の平均要求額は8898円となった。
配信元:日本人材ニュース
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