2022年3月14日
人材派遣の実稼動者数(月平均)がコロナ禍前を上回ったことが、日本人材派遣協会の労働者派遣事業統計調査で分かった。
2021年10~12月期の派遣社員の実稼動者数(月平均)は前年同期比108.0%の37万3464人で、コロナ禍前の2019年第4四半期の37万2406人を上回った。また、前四半期平均より4568人増となった。
派遣社員の実稼動者数の前年同期比を地域別に見ると、北海道(107.2%)、東北(110.8%)、南関東(107.4%)、北関東・甲信(115.3%)、北陸(111.6%)、東海(106.6%)、近畿(105.0%)、中国(109.9%)、四国(108.1%)、九州(114.3%)となり、すべての地域で前年同期比が100%を上回っている。
業務別に見ると、情報処理システム開発(107.1%)、機器操作(99.8%)、財務(99.1%)、貿易(109.4%)、一般事務(107.9%)、営業(96.2%)、販売(78.9%)、製造(116.8%)、軽作業(128.2%)だった。
紹介予定派遣の実稼働者数(四半期平均)は前年同期比103.3%の2910人だった。
短期派遣(30日以内)の実労働者数(四半期平均)は前年同期比176.2%の13万3411人。
調査は、労働者派遣事業を行う全国の517事業所を対象に実施した。
配信元:日本人材ニュース
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