■仕事の優先順位をつける~タイムマネジメント・マトリックス
仕事の優先順位のつけ方はどのようにすればいいのでしょう。
それにはまず、現在の自分が担当する仕事を4つのマトリクスに分類することから始めます。
下記のマトリクスのように「緊急―緊急ではない」、「重要―重要ではない」を組みあわせると、4つのマトリクスができます。
強
┏─┓┏─┓
緊 │1 ││2│
急 ┗─┛┗─┛
度 ┏─┓┏─┓
│3 ││4│
┗─┛┗─┛
重要度 強
緊急度・重要度ともに高い(2)は、クレーム処理や、トラブルなど、難易度が高く、かつ本当に今すぐにやらなければいけない仕事です。
緊急度"弱"重要度"強"の(4)は、人材育成やマニュアルの改訂など、長期的にみると必要ですが、差し迫った仕事ではないものです。
緊急度"強"重要度"弱"の(1)は、訪問者の応対や文書のチェックなど、いますぐやらないといけないものですが、それほど重要ではないものです。
残った緊急度・重要度ともに低い(3)は、書類の整理、机の整理整頓などです。
■緊急度が弱く、重要度の強い仕事で「仕事ができるか」がわかる
上記のうち、(2)の仕事は、SVとして、自分でする必要性が高いもので、(3)は部下に仕事を任せた方がよいものであることは明らかです。
また、(1)もやらざるを得ないので、着手しやすい仕事です。問題は(4)の仕事で、これをできるかできないかが、仕事のできるSVかそうでないかが決まるポイントです。
SVなどの管理職は、「するべきこと」より、まず「やらないこと」を決めることが重要で、(1)・(3)の仕事をに部下に任せて、自分にしかできない(2)・(4)の仕事にいかに注力できるかが問われます。
しかし、同じ重要なものでも、(2)の仕事は着手しやすいのに対し、(4)は長期的なものなので、なかなか手がつきにくいものです。
その意味で、(4)の仕事にいかに注力するかが、タイムマネジメントの"みそ"で、無理にでも(4)の仕事のために時間をあてましょう。
(毎週水曜日の9時~12時は、別室で(4)に集中すると決めるなど)
是非とも、一度、仕事の4つのマトリクスを使って、自分の仕事を整理してみてください。
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