みんなが一丸となって、同じ方向を向いて働くことは、センター
力向上に欠かせません。今日はそのために必要な「スローガン」
についてお伝えします。
■スローガンは強いメッセージ
一般的にセンターには「目的」や「目標」があります。「センターの
目的・目標」は管理者側で決めるものですが、その「目的・目標」を
実際に担うのはメンバー自身です。メンバー自身が、センターの
目指すものをよく理解し、納得するためには、「頭に入りやすく、
繰り返し表現される」スローガンの存在が重要になります。
数値的な目標は個別の目標として重要ですが、それらを
ひっくるめて、
・「どうなること」がこの組織において重要なのか
・「目的を達成するために、自分たちに求められることな何なのか」
そういった要素を端的に表すスローガンが存在していれば、
伝えたいことは自然と浸透していきます。
■作成方法とポイント
(1)作成者がスローガンの作成目的を理解する
作成の目的を整理し、「誰に」「何を」伝えたいのかを明確に
します。世の中にはスローガンが溢れていますが、そのどれもが
個別の「目的」「対象」を持っています。
(2)センターの課題を洗い出す
課題となっていることを洗い出し、確認します。「できていない
こと」を「できるようにする」ために必要なメッセージは何か?
という視点も組織にあったスローガンの作成に有効な方法です。
(3)マネジメント層全員で作る
全員で作るメリット
・現場とズレが少ない内容になる
~SVや現場に関わりが深い人を1人も入れないと、実態とズレが
あるものや、受け入れづらい内容になってしまう可能性があります。
・お仕着せのメッセージではなく、愛着を感じるメッセージに
~人は自分が作成に関わったものには愛着がわいてしまうものです。
多くのマネジメント・リーダー層が作成に関わることで、スローガンに
込めた意味を自発的にメンバーに伝えられるようになるので、上から押しつけられた「お仕着せ」のメッセージではなくなります。
■活用方法・活用事例事例など
せっかく作成したスローガンを浸透させるためには、まず忘れられない
ように活用しましょう。
(1)センター内に大きく貼り出す
(2)配布資料のヘッダーに入れる
(3)社内用メールの署名に入れる などなど
臆することなく使っていくことで、それが自然になっていきます。
スローガンは、センターで働く一人一人への「私たちはこう
なりたい」「あなたたちにこんな風になってほしい」というメッセージ
だと認識し、想いを込めて作成・活用していくと効果的です。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方