以前お伝えしたように講師には3つのスキルが求められます。
「研修企画スキル」
「インストラクションスキル」
「コミュニケーションスキル」です。
これまで「研修企画スキル」についての話をいたしましたので、
いよいよ次は「インストラクションスキル」について語ります。
講師がどのような資料を使うにしても、それを読み上げるだけでは研修にはなりません。
受講者に深い理解を促すためには、資料に書かれていること以外に何を伝えるかが重要になります。
そこで、講義の強度を高めるための題材集めが必要となってきます。
■講義の強度を高める題材~(1)「経験談」
自分が経験したこと(あるいは誰かが経験して聞いたこと)を通じて、内容の理解を深めます。
経験談を伝える場合には、内容に深く関わる事例であることが必須です。
さらに、受講者の業務等に関連性がある題材を選ぶと説得力があります。
ただし、「武勇伝」はただの自慢と受け取られる可能性が高いです。
そういう場合は、「失敗談」とともに原因と結果の関係を分かりやすく表現しましょう。
そうすると、より理解が深まります。
何気なく語られることが多い経験談ですが、決して思いつきで話さず、どこで何を話すかは事前に決めておくよよいでしょう。
■講義の強度を高める題材~(2)「事例」
有名無名、成功失敗を問わず、他で実際にあった事例は説得力があります。
■講義の強度を高める題材~(3)「統計データ」(確固たる事実)
伝えたいこと、その背景などを裏付ける統計データは、極めて高い説得力を持ちます。
例えば、以下のようなサイトを参考にして統計データを調べましょう。
※参考:e-Stat 政府統計の総合窓口 (独立行政法人統計センター)
☆次回もお楽しみに!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方