■椅子の座り方マナー~左からでよいか?
椅子に座るとき、一般的なテーブルマナーでは、椅子の左側から
入って着席し、椅子の左側から退席するのが正しいとされています。
では、上司などと面談する場合、椅子の座り方はどうしたらよいでしょ
うか? テーブルマナーと同じだと言う人もいれば、下座、すなわち
扉に近いほうから着席・退席するのが良いと言う人もいます。
いや、こんなところにこだわるなら、着席や退席における動作の
美しさのほうが重要だという人もいらっしゃいます。
正直なところ、私にはよくわかりませんが、
皆さん、どのように思われますか?
それよりも、椅子に座っているとき、足を組んで良いかという点に
興味があります。海外の首脳会談などを見ますと、女性でも堂々と
足を組んでいますが、古い人間なのでしょうか、私には違和感が
あります。長らく、椅子の生活が一般的な欧米では、座ったとき
足を組む方が足をそろえるより楽なので、足を組むことはどうも
マナー違反ではないようです。
ちなみに、満員電車で足を組んで座るというのは、
TPOから見て、マナー違反でしょう。
■並び方のマナー~右上位
首脳会談で思い出しましたが、サミットなどで、よく各国首脳が
記念写真を撮りますが、実は、これは国際儀礼というマナーに
基づいて配列が決まっています。
適当に並んでいるのではありません。議長国首脳を中心に
国家元首(国王、大統領)から首相へ、同等なら在任期間の
長いほうが上位ということで序列を決めたうえ、
1番は最前列中央、2番・撮影されるほうから見て、その右隣、
3番・1番の左隣...というように並びます。
この結果、残念ながら、日本の首相は国王・大統領では
ありませんし、さらに在任期間が短い人が多いので、中央近くに
おさまりません。もっとも、我が国の組閣時の記念撮影は、
ある面自由で、首相の両隣を女性にした人がいるくらいです。
誰だかわかりますか?
実は、ちゃんとした会社の記念撮影も、
配列を意識して記念撮影をしています。
並び方で面白いのは、報告書や稟議書の捺印の押す位置は、
右から左に担当者→上司→上位者...と並んでいるのが普通です。
横書きの文章が左から右へ書くのが一般的なのにもかかわらず、
捺印の順序はどういうわけか逆です。よく考えてみますと
不思議だと思いませんか?
以上
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方