■「見た目(≠容姿)」で決まる第一印象
採用側から見て志望者に対する第一印象は簡単に申し上げて「見た目」で決まります。くどいようですが、見た目は「容姿」でなく、「身だしなみ」「立ち居振る舞い」です。見ている人の基準・価値観がモノサシになって「好感度」が図られます。
そこで、今日は皆さんに面接官がどんな観点で「身だしなみ」を見ているかをお話しします。
■「身だしなみ」に教育コストが見える
今、企業は厳しい経営環境にあります。端的に言って「新人」にも早期に戦力として貢献してもらわなければなりません。皆さんの立場から見れば「入社してから、即、実績を求められる」、企業の人事・研修担当者の視点でいうと「教育コストを押さえて、優秀な人材を採用する」ことになります。もし、「手のかかる」新人を採用すれば、それだけ教育にコストがかかり、収益を圧迫することになりかねないのです。
みなさんは、働いているのだから給与がもらえるのは当然と思うかもしれません。しかし入社して一定の期間、収益や生産を生み出さない新入社員に、研修の期間でも給料を支払うことは、「コスト」以外の何物でもありません。
■「髪型」「服装」が大切なワケ
「髪型」や「服装」のチェックがあるのは最も基本である「身だしなみ」から教えなければいけない学生より、そこは理解していて、ふさわしい身だしなみを整えることができる学生のほうがそれ以外の事においても、「出来る」とみなしやすいからです。社会人は「窮屈で」「困難な」ことだらけです。それに「耐えられるか」を面接では最も重視して見ています。その象徴が「身だしなみ」なのです。
■身体の動き「立ち居振る舞い」も注目される
慣れないスーツ、靴(革靴/パンプス)などせっかく服装を整えても、どたどた歩いていては魅力半減です。立ち上がったら椅子はそのままでテーブルの中に入れることを忘れている、書類は片手で突き出す、など、NGアクションを取っていませんか?このようなことは当日だけ気をつけていても直りません。何気ない行動から周囲の方に発信していることがたくさんあります。
■企業側の判断のポイント
特に面接の状況では、企業側の担当者は「あなたそのもの」を、これまでの「学生生活の過ごし方」や「物事の捉え方」から、限られた時間の中で観ようとしています。そして、自社の利益を生む(少なくとも「コストのかからない」)「人材」かどうかを判断しています。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方