「就職って誰に相談すればいいですか?」
その回答は以下の通りです。
ビジネスを知っている人に相談すべきです。というのも永く働いていて、社会の仕組みを知っている人なら、働く事の意味をよく知っており、風評や見栄えで判断しないからです。
ですから、あまり仕事を知らない人(例えば、若い彼氏、彼女、専業主婦(専業主夫)の親族など)に相談しても、いわゆる世間の相場観通りの回答しか返ってきません。なので、やめた方が無難です。
■まだ覚えている27、8才のころのびっくりした話
そう思う理由は、27、8才のころ、ちょっとびっくりした事があったからです。遠い親戚のおばさんに「今、銀行のシステム部門で働いてるって聞いたけど、できない人が行くとこなんだってね」と言われて、ちょっとびっくりした事がありました。
確かにエリート部門ではなかったかもしれません。しかし、私自身、銀行の基盤を支える重要な仕事だし、苦しいけどできることが増えていく実感を感じていました。加えて、ここで、ビジネスの基礎とITを目一杯叩き込まれたお陰で、商品開発の仕事や会社経営ができています。つまり、今思えば私にとっては最良の職場であった訳です。
このおばさんの言うことに悩み、仕事を辞めていたら、どんな人生になっていたかよく分かりません。しかし、今ほど面白い仕事も、経済的に充実度した生活もできなかったのではないかなとは思います。
■ベテランの話を聞き、最後は自分で決め、最低3年ぐらいやってみること!
私が申し上げたいのは、門外漢とはこんなものだという事です。結局、その仕事を深く知らない人はその程度の知識しかありません。その際のアドバイザーには、世の中の仕組みとその仕事をよく知るベテランの話を聞くのが一番だと思います。
とは言え、結局、「向いているかな」「がんばれば、やれそうかな」と自ら考えるのが最重要だと思います。それでまだよく分からなければ、最低3年ぐらい精一杯働いてみてください。そうすれば絶対分かります。
☆次回もお楽しみに。