■情報が多いと判断しやすいか?
全く情報がないと判断の材料がないし、そもそも不安で冷静な判断はできません。かといって、情報量が多過ぎると、選択に困り判断できません。判断する自由が逆になくなるというわけです。
例えば、化粧品や携帯電話などあまりにも商品のラインナップも多すぎて、お客様がどれを買ったらよいか迷うようになりました。そこで現在は、商品のラインナップもそこそこ整理し、お客様が選択しやすいように工夫するのが一般的です。
■判断基準に迷うのは就活も同じ
ところで、就職活動はいかがでしょうか?情報過多が悪影響を及ぼしているようです。大学の数は約750。これに対して企業となりますと100万はあります。名の知れたところでも1,2万社というところでしょうか。上場企業だけでも3600社あります。当然、絞り込まないといけませんが、絞り込みの適正な判断基準というと、迷ってしまいます。
大学進学ですと、良いか悪いかは別として、偏差値という有力なモノサシがあります。これに対して、就活は客観的なモノサシがありません。
自分で判断基準を持つことになります。おそらく採用する企業の担当者も似たりよったりかもしれません。人生経験が長い分採用担当者に分はあります。
■2、3の判断軸で決める
では、どうすればよいか?
判断軸(判断基準)として、2,3決めればよいと考えます。ある面で割り切りです。人生経験が短い点、決め付けは禁物ですが、素朴に判断軸を考えてみましょう。
例えば、次のような3条件を設定することになります。
例1:(1)先輩のいる会社(2)中堅社員と相性があう(3)社員の笑顔が良い
例2:(1)女性社員が登用されている(2)電話の応対がよい(3)社長がワンマンでない
例3:(1)名の知れた会社(2)親が賛成する業種(3)海外勤務がある
ここで注意していただきたいのは、客観的な情報だけでなく、肌感覚を重視することです。
☆次回もお楽しみに。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方